- これからオーストラリアに渡航予定でホテル隔離をされる方
仕事の関係でオーストラリアに赴任することになり、シドニーで「2週間のホテル隔離」を経験しました。
本記事では、チェックインまでの流れや隔離中の食事などの気になる所をざっくりと紹介します。
隔離されるホテルや州によっても異なるとは思いますが、少しでも参考になればと思います。
オーストラリアホテル隔離|気になる所をざっくり解説
本記事で初回する内容は以下の通り。
- オーストラリアホテル隔離|気になる所をざっくり解説
- 1. 空港到着後
- 2. チェックインについて
- 3. 食事について
- 4. リネンについて
- 5. ルームサービスについて
- 6. 洗濯について
- 7. チェックアウトについて
- 8. 隔離費の支払いについて
- まとめ
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1. 空港到着後
飛行機を降りた後は、まず医療スタッフによる問診を受けます。
医療スタッフもマスクをしいて聞き取りが難しいですが、訊かれる内容としては、
- 過去2週間以内にコロナの症状があったか
- 過去2週間に日本以外の国に渡航したか
- 外交官か
などです。
そのあとの入国審査、手荷物の受取、税関手続きは、従来のが海外旅行と同じでした。
税関手続きのあとは、大型のマイクロバスがに乗ってホテルまで移動します。
同じ便で来た入国者が全員バスに乗り終わった時点で、隔離先のホテルが告げられます。
2. チェックインについて
ホテルに到着してもすぐには出れず、警察の方が一人乗り込んできて、記入用紙を渡されます。
記入する内容としては
- 国籍
- パスポート番号
- 電話番号
- 緊急連絡先
- 便名
などです。
記入後バスの外に出てチェックインの手続きに移ります。
先ほどの用紙に記入した内容の確認をし、部屋が割り当てられます。
そのあとホテルのスタッフより、隔離に関する説明がありました。
- チェックインした日を"0日目"として"14日目"にチェックアウトできる
- 食事の時間
- ごみの捨て方
などを教えてくれます。
全部覚えきれなくても、隔離生活に関する案内紙をくれるので、後で部屋で読めば問題ありません。
3. 食事について
決められた時間になると、袋に入った食事がドアの前に置かれます。
私のホテルでは、8:00am、 12:00pm、6:00pm でした。
多少前後はしますが、おおよそ時間通りに配られました。
食事の内容はこんな感じ↓
メインの料理に加えて、ジュースや牛乳、ヨーグルト、ケーキ、果物などがついてきます。
詳しくは14日間分の食事を紹介した記事がありますので、こちらをご覧ください↓
4. リネンについて
隔離中スタッフは部屋に入ってこないので、タオルやシーツなどのリネン交換も自分で行います。
このように袋に入ってドアの前に置かれます↓
中にもう一枚ビニール袋が入っているので、交換後の古いタオルやシーツはその中に入れて、ドアの前においておけば回収してくれます。
ちなみに私のホテルでは、7日目にリネンの交換がありました。
部屋の掃除もありません。
そのため、このような掃除セットが部屋に用意されていました↓
ゴミも指定のごみ袋に入れて、ドアの前においておけば回収に来てくれます。
一応回収される時間が決められていて、それ以外の時間にはゴミを出さないようにと言われました
でも実際は回収される時間がかなりアバウトだったので、「夜中でなければいつでも出していい 」という状況でいした。
5. ルームサービスについて
隔離中はホテルのルームサービスに加えて、近くのスーパーなどのデリバリーも利用することができます。
私が宿泊したホテルでは、Woolworths と Cokes のデリバリーが利用できました。
(利用しませんでしたが…)
何回かホテルのルームサービスでコーヒーを注文しましたが、スタッフは部屋に入れないので、このように地面にそのまま置かれます↓
ビールも1度頼みました。
1本あたり2ドルちょいくらいだったので、良心的です🍺
6. 洗濯について
ランドリーサービスもありますが高いです。
私が宿泊したホテルの場合は、服10個で35ドルでした。
おそらくクリーニング業者に依頼するので、しっかり洗ってくれるとは思いますが、それでもちょっと高く感じます。
そうすると、洗面台やバスタブで洗濯をする機会も多くなると思いますが、素手で洗っていると結構手が荒れます。
そこで使い捨ての手袋をいくつか持っていくことをおすすめします。
7. チェックアウトについて
まずチェックアウト前日(13日目)の流れですが、お昼過ぎに医療スタッフが2名と警察1名が部屋に来て、12日目に受けたPCR検査の結果が陰性だったことを告げられます。
その際、隔離終了者であることを示すオレンジ色のブレスレットを手首につけられました。
あわせて除菌用のスプレーとマスクを渡され、チェックアウト時は手先を除菌し、マスクをしてから部屋を出るようにとのことです。
さらに書類が3枚渡されました。
- チェックアウト後の案内(隔離費の支払いなどについて)
- PCR検査の陰性証明書
- ホテル隔離終了書
最後に警察の方に、チェックアウトの時間とその後の予定について聞かれます。
空港に移動したり、タクシーが必要な場合は、ここで伝えるようにしましょう。
夕方にチェックアウトに関する確認の電話があります。
警察に伝えた時間はあくまでも希望で、この電話で告げられた時間が、実際にチェックアウトする時間になります。
チェックアウトの時間になったら、自分で部屋を出てフロントまで来るように言われました。
スタッフによる迎えや確認の電話などはないとのことです。
チェックアウト当日、予定の時間の2分くらい前に昨日渡されたマスクをして、荷物とともに部屋をでます。(本当に部屋を出ていいのか若干不安になります)
部屋を出てエレベーターホールまで行き、昨日受け取った「PCR検査の陰性証明書」と「ホテル隔離終了書」をスタッフに見せて、フロントまで案内されます。
フロントまで行き、スタッフに部屋番号を伝えると、警察のところに行くように言われました。
警察に「PCR検査の陰性証明書」と「パスポート」を見せて、確認が取れればホテル隔離終了です。
ホテル隔離が終われば自由な身になれますが、アパートが見つかるまでのホテルやネット環境は自分で整える必要があります。
オーストラリアのホテル料金を比較するならこちら:
8. 隔離費の支払いについて
私の場合、チェックアウトをした日から約2週間後に、メールでニューサウズウェールズ州からInvoiceが送られてきました。
支払い期限はおよそ1か月で、ネットで支払いができます。
手数料を0.4%($12)払う必要がありますが、VISAかMaster Cardであれば、クレジットカードでも支払えます。
このように、オーストラリアではJCBやAmexが使えないケースがときどきあります。
VISAカードの有効期限が滞在中に切れてしまう方や、まだVISAカードをお持ちでない方は、何かあった時のためにVISAカードを1枚作ってから行くことをおすすめします。
楽天カードであれば、オンラインでお申し込みが完結し、最短1週間で届きます。
もちろん年会費は無料です。
楽天カードの申し込みはこちら:
まとめ
以下、まとめです。
州によって異なる可能性もあるので、ご参考までに。
- 空港到着後にまず問診があり、隔離先のホテルまではバスで移動
- チェックインした日を"0日目"として"14日目"にチェックアウトできる
- 決められた時間になると、袋に入った食事がドアの前に置かれる
- 新しいタオルやシーツも袋に入ってドアの前に置かれる
- ランドリーサービスもあるがかなり割高
- チェックアウトの時間になったら、自分で部屋を出てフロントまで行く
- チェックアウトした日から約2週間後に、メールでInvoiceが送られてくる
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