元バックパッカーが海外の大学院で博士号を目指すブログ

大学院留学、海外旅行、英語学習について紹介します

GRE対策【大学院留学に必要なスコアを取得するための勉強法】

f:id:TraProak:20190313225541j:plain

 

GREの効果的な対策・勉強法を知りたい方へ。これからGREの勉強をはじめる方、GREに関する情報が少なくお悩みの方、GREの勉強法をお伝えします。

 

本記事では、私の大学院留学の経験をもとに下記の内容について紹介します。

 

私は現在アメリカの大学院(修士課程)に留学中です。大学でのGPAは3.75、国際学会や発表会にも年2回以上は参加して、プレゼンをしたりしています。

 

GRE対策

GREのスコアはTOEFLのスコアとは異なり、「~点以上必須」というものではなく、その他の出願書類(履歴書、エッセイ、推薦状など)に加えて受験者を評価する一つの指標にすぎません。

そのため、仮に大学側がGREのスコアをあまり重要視しない評価手法を採用していた場合、エッセイや推薦状などに注力した方が合格に近づくこともあります。

しかし一般的には、大学側がどのように出願者を評価しているかなどは公表されておらず、いくつかのサイトが合格者平均点などを分析しているのみです。

つまり多くの出願者が、「~点取れば大丈夫」のような基準はない中で、出願までに「可能な限り高いスコアを目指す」ことになります。

そのため、エッセイや推薦状などの出願書類を作り込みつつも、「いかにして少ない時間でGREのスコアを伸ばすか」が重要になります。

やはり複数の出願者がいて評価が拮抗したときに、一番わかりやすく順位が決められるのがテストのスコアなので、スコアが高い方が有利なのは事実です。私の経験が少しでも役に立てればと思い、以下にその勉強法を説明したいと思います。

 

最初に使う参考書

GREの勉強をこれから始める方や、GREのテストがどんなテストかまだ良く分からない方には、最新版 大学院留学に必要な、GMAT(R) or GRE(R)テスト対策のすべてがおすすめです。

具体的な試験対策には不十分ですが、GREの試験概要やGREで問われる内容をザッと把握するためにはいい参考書だと思います。

そもそも日本語で書かれたGREの参考書が少ないなかで、入門書としてサクッと読むにはいいと思います。新品だと4000円くらいしますが、中古だと1000円くらいで買えるので、中古で買って大事なところだけ拾い読みする程度でも価値はあると思います。

 

繰り返しになりますが、⇧のテキストは概要を把握するには良書ですが、対策本としては不十分です。そのためスコアを伸ばしていくためには以下で紹介するような参考書を用いて対策・勉強をする必要があります。

 

Verbal Reasoning

日本人受験者の多くの方が苦労するのが、この Verbal Reasoning だと思います。ネイティブでも日常ではほとんど使わないような英単語をいかに覚えるかがポイントになります。

おそらく多くの方が TOEFL のスコアを取得した後にGREに取り組むか、もしくは同時進行で勉強している方が多いと思います。TOEFL と比べて Verbal Reasoning の方が複雑な文書が出題される傾向にありますが、TOEFLのリーディングで20~24点以上取得できている方であれば、特別に文法の対策をする必要はないと思います。

時々単語の意味を調べても、文章の意味がいまいち分かりにくいといったことがありますが、すでに持っている文法書などで調べればほとんどの英文は理解できると思います。

それよりも単語の意味が分からなくて解答できないことがほとんどなので、試験時の時間配分などもとりあえず棚上げにして、まずはひたすら単語を覚えることに尽力することが大事だと思います。

 

GRE General Test 攻略のための必須英単語 2163

日本人の受験生が効率的に対策できるように、GREに特化した英単語集を出版致しました。GRE Verbal Reasoningで出題される2163個の英単語を収録しており、本書1冊でGRE英単語を網羅的に覚えることができます。

 

詳しくはこちらの記事を読んで頂きたいのですが、洋書の参考書を用いた学習法は、何かと時間がかかってしまい、効率が悪いです

そこで日本人の受験者が効率的に勉強できるように、以下の点に留意し編集致しました。

  • GREで頻出の英単語に特化し、英単語と日本語の意味を掲載
  • TOEFL対策で覚える可能性が高い英単語や、容易に意味が推測できる派生語などは省略
  • 既存の単語集やフラッシュカードには含まれていないが、設問内に含まれることが多く、かつ日本人に馴染みのない英単語も掲載

これらの問題点を解決する1冊がGRE General Test 攻略のための必須英単語 2163です。商品をご購入される前にこちらの記事とあわせてご検討頂ければと思います。

 

その他お勧めの単語集

洋書のフラッシュカード(単語帳)を使って覚えたい方は、

がお勧めです。

基礎から勉強をはじめて、Verbal Reasoning で150点くらいを目指すのであれば、Essential GRE Vocabulary, 2nd Edition: Flashcardsで500個の英単語を暗記し、後ほどご紹介する問題集で対策をするのが有効だと思います。問題集で出てきた分からない単語も追加で覚えていけば、Verbal Reasoning で150点を取得できる語彙力は十分身に付きます。

 

もしくは最上位校に出願予定で、Verbal Reasoning で155点以上のスコアが欲しい方は、500 Essential Words (Manhattan Prep GRE Strategy Guides)500 Advanced Words (Manhattan Prep GRE Strategy Guides) の2つを用いるのがいいと思います。前者が基礎編で後者が発展編です。

若干オーバースペック(本当に必要かな)な単語も含まれていますが、このフラッシュカードで1000個の英単語を暗記したうえで、さらに問題集に出てきたわからない単語を覚えることができれば、単語が原因で不正解になることはかなり減ります。

 

フラッシュカードではなく、単語集で勉強したい方は、Essential Words for the GREがおすすめです。この一冊だけで800個の英単語を覚えることができます。

また英単語だけでなく、単語の語源に関するページが291~378ページにわたり説明されています。ここを勉強しておくと、分からない単語が選択肢に含まれていたとしても、意味や単語ンが持つニュアンスを推測して、答えを絞り込むことができるようになります。

単語が持つ意味がポジティブかネガティブかが分かるだけでも、対比文章の穴埋め問題などでは役に立つこともあるので、このパートを勉強しつつ問題演習でその感度を養うことで、覚えた単語の数に加えてスコアのアップが期待できます。

 

お勧めの問題集

単語集での勉強に加え、問題集を用いた対策も必要です。The Official Guide to the GRE General Test, Third Editionがやはりおすすめです。テストを実施しているETSが出版しているため、本番に近い形式の問題を解くことができます。

 

Verbal Reasoning のみを収録したOfficial GRE Verbal Reasoning Practice Questions, Second Editionもありますが、問題数が若干少ないように思えます。なので試験まであまり時間がない方で、数を絞って集中的に勉強したい方にはおすすめの一冊です。

 

とにかく数をこなしたい方や⇧の問題集が一通り終わってしまった方にはBook of GRE Practice Problems (Manhattan Prep GRE Strategy Guides)がお勧めです。この問題集には、

  • Text Completions 144問
  • Sentence Equivalence 147問
  • Reading Comprehension 170問
  • Logic - Based Reading Comprehension 58問

が収録されているので、比較的試験まで時間があって、より多くの問題を解きたい方にはおすすめの一冊です。

 

Quantitative Reasoning

日本人の受験者で大学受験を経験した方であれば、比較的簡単に感じるパートだと思います。ただし馴染みのない英語での言い回しや、高校数学では習わない統計の知識が必要な問題もあります。また本番では短い時間で解答する必要があるので、少しは勉強が必要です。

Quantitative Reasoning 対策は、基本的には問題演習が有効です。以下の点を意識して問題演習をすると効果的に対策ができ、制限時間内に全問解答できるようになります。

  1. 間違えた問題と、解答はできたが時間を要した問題を抽出する
  2. 答えを見て間違えの訂正と不足している知識の補充する
  3. 設問を見た瞬間に解答までの道筋をイメージできるようにする

ここまで読むと、Quantitative Reasoning にもそれなりに時間を費やす必要があるように感じますが、Verbal Reasoning や Analytical Writing と比べるとはるかに少ない時間で高得点を取得することができるので安心してください。

初見で解ける問題もかなりあります。スコアのイメージとして、ノーベン(全く勉強をしないで試験を受けた場合)だと150点代前半か140点代の可能性もあります。少し頑張れば160点以上は期待でき、1~3の手順で勉強すれば165点以上が取得できるようになります。

そのためできるだけ早い段階で165点以上をとれる能力を身につけ、残りの時間はVerbal Reasoning や Analytical Writing に費やす方が、GRE全体のスコアアップのカギとなります。

 

私が実践した具体的な勉強方法を紹介します。

基本的には問題集を最低3回繰り返します。とは言え毎回全ての問題を解いていたら時間がもったいないので、とりあえず1回目は全ての問題を解いてみます。

そのなかで自分が間違えた問題と解答に時間がかかった問題をピックアップし、いわゆる間違いノートを作ります。2回目は間違いノートの問題だけを解きます。

3回目は間違いノートの問題を見て、見た瞬間に解答の道筋がイメージできたら正解として次に進み、イメージできなかった問題だけ解くようにします。このように徐々に解くべき問題絞り込んでいき、自分の弱点のみを集中的に勉強することがポイントです。

「設問を見た瞬間に解答までの道筋をイメージできる」ことはすごく大事です。本番では20問を35分で解かなければならないので、1問の解答に使える時間は1分45秒です。なので「じっくり考えたら解けた」というのは大幅な時間ロスにつながります。

そのため問題演習では、⇧で紹介した1~3の手順で対策をし、より少ない時間で弱点を克服しつつ、本番の試験で必要な「短時間で解答する能力」を涵養することが重要です。

 

お勧めの問題集

基本的にはVerbal Reasoning 対策で紹介した2冊と同じです。目標スコアが165~167点くらいであれば、The Official Guide to the GRE General Test, Third Editionだけでも十分だと思います。

一通りの範囲はカバーできるので、この問題集に収録されている問題が、「設問を見た瞬間に解答までの道筋をイメージできるレベル」になれば、高得点を取得することは十分可能です。

 

最上位校に出願予定で170点が必須という方は、Book of GRE Practice Problems (Manhattan Prep 5 lb Series)を2冊目として購入することをお勧めします。

数学を苦手とする欧米系の学生からの評価が高く、Quantitative Reasoning だけで550ページ分収録されているため、問題数はかなりこなせます。

また170点を目指す方用の難易度が高い問題が42問収録されているので、The Official Guide to the GRE General Test, Third Editionだけでは物足りない方にもお勧めの1冊です。

 

Analytical Writing

GRE の Writing は TOEFLのWritingよりもさらに難しいです。でもきちんと対策をすればスコアは必ず伸びます。

まずは解答のテンプレートを取得しましょう。やはりネイティブではない受験生が、限られた時間で論理的でかつ英語のミスもないエッセイをゼロから書き上げるのは至難の業だと思います。

そのため、自分が解答を作成しやすいテンプレートを見つけて、そのテンプレートに沿って解答を作り上げる練習を重ねることが、スコアアップへの近道だと思います。

私がGRE対策で使用したテンプレートはこちらです。

ここからは⇧のテンプレートを使用した勉強法について話を進めていきたいと思います。テンプレートと言っても、TOEFL の Writing と比べるとかなり長いです。なのでまずはテンプレートをじっくり読んでみることをお勧めします。

そうするとそれぞれのパラグラフの役割が理解でき、GRE の Wrting における論の展開の仕方などがわかるようになります。そのうえでテンプレートに従い答案を作成する練習をした方が、定着は確実に早まります。

各パラグラフの役割が理解できたら、以下の手順で対策をします。

 

①まずは時間は気にせず、テンプレートを見ながら答案を書き上げる

②少し時間をおいて、自分で添削し修正する

③解答例を見ながら、使えそうな英文を自分の解答に盛り込む

④今後も使えそうな単語やフレーズはまとめノートにストックしておく

 

①まずはとにかく答案を書き上げることが大切です。TOEFL の Wrting と比べて文字数も多いので、GRE Writing の解答形式に慣れるためにも、まずは書いてみましょう。

②少し時間をおいて答案を見直しましょう。TOEFL の Wrting で20~24点以上のスコアをお持ちの方なら、基本的なミスや不自然な文章などは自分でも添削できると思います。またインターネットなどを使って、正しい表現を調べて英文を修正するのも良いと思います。

③次に解答例を見ます。この時ただ解答例をパッシブに読むだけでなく、あくまでもアウトプットする立場で、使えそうな英文をピックアップしていきます。使えそうな理由付けや具体例の書き方などこれにあたります。

④今後使えそうだなと思った文章やフレーズは、ノートにストックしておきます。ストックした英文も何回か使っているうちに、ノートを見ないでもスラスラ書けるようになります。

あとはひたすら①⇒④を繰り返します。だんだんテンプレートを見ないでも答案を作成できるようになってきますので、時間を計るなど本番の形式に近づけていくことで、制限時間内に答案を作成できるようになります。

 

お勧めの問題集

⇧でも紹介した、The Official Guide to the GRE General Test, Third Editionだけでも十分対策できます。Book of GRE Practice Problems (Manhattan Prep 5 lb Series)は解答例が難しすぎる気がしますが、Issue Essay Topic 10問、Argument Essay Topic 10問の合計20問が収録されているため、2冊目としてさらに問題数をこなしたい方にはお勧めです。

 

試験当日

ブルーライトカットメガネを持参しましょう。

本当に目が疲れます。特にVerbal Reasoning はずっとディスプレイを見ることになるので、私は ブルーライトカットメガネを必ず持ち込んでました。

 

耳栓を持参しましょう。

防音用のヘッドフォンがありますが、ずっと付けていると頭が締め付けられて痛くなります。なので私はいつもMY耳栓を使ってました。

 

時間配分に気をつけましょう。

特に Quantitative Reasoning で満点近くを狙う方は、慎重になりすぎないことが大切です。「一問くらいは落としてもしょうがない」くらいな気持ちで、全問しっかりと解答することが大切です。

 

最後に一言

「日本人の学力の高さ・我慢強さ・綿密さをもっと世界に伝えたい」

アメリカの大学院に留学していて思うことの一つです。もちろん他の国の学生で優秀な方はたくさんいますし、日本人の学生が劣っている部分もあります。しかしそれ以上に、日本人留学生の数が少ないというのが一番の弱点かなと思います。

もちろん数が多ければそれで良いという訳ではありませんが、流通する情報量やコミュニティとしての影響力、認知度などは量が多い方が圧倒的に強いです。これは私が実際に留学してみて、中国人やインド人、韓国人のコミュニティなどを見ていて感じます。

私も身の程知らずかなとは思いますが、「日本人の学力の高さ・我慢強さ・綿密さ」を少しでも伝えるべく、学校で良い成績をとることに努めたり、修士論文に加えて研究で成果を出して、国際学会で発表するようなことを繰り返してきましたが、全体としては微々たるもので、私個人の評価に留まっているような気がしました。

それだったら留学する日本人の数をもっと増やして、皆さんと一緒に頑張る方がより効果的なのかなと思うようになりました。もちろん私より優秀な方の方が圧倒的に多いでしょうし、私ができることなんて限られているのかもしれません。

しかしこのような記事や単語集の出版を通して、留学を目指す方々に少しでも有益な情報をお伝えし、大学院留学の実現に向けてお役に立てればと思っております。

皆様が合格された暁には、「日本人の学力の高さ・我慢強さ・綿密さ」をもっと世界に伝えるべく、一緒に切磋琢磨できれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

GRE General Test 攻略のための必須英単語 2163

単語集の出版は骨の折れる作業でした。しかし上述した経験から、「今後GREを受験される方々の時間を少ずつでも節約することができたら、全体として大きな効果があるのではないか」という思いのもと、GREに特化した英単語集の編集・出版に至りました。

本書を利用することで、「効率的に対策ができそうだな」と思って頂けましたら、ぜひ一度GRE General Test 攻略のための必須英単語 2163をご検討下さい。

関連記事

TOEFLの対策方法についても記事にまとめております。同時進行で勉強されている方はよろしければご覧下さい。

www.usaryuugakuandtravel.com

 

大学院留学の出願に必要な書類についてもまとめました。

www.usaryuugakuandtravel.com

 

合格後から渡米までの間に「やっておいたほうが良いこと」をまとめました。

www.usaryuugakuandtravel.com