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メルボルンに移住予定の方
- メルボルンのCBD地区でアパートを探す予定の方
オーストラリアのメルボルンは、Central Bussiness District (CBD)といわれるエリアを中心に栄えている都市です。
高層ビルが立ち並び、一見ビジネスエリアのようにも思えますが、40階を超えるような集合住宅、いわゆる"タワマン"もかなりあります。
中心地のタワマンと聞くと、家賃がすごく高そうなイメージがありますが、「メチャクチャ金持ち」という印象はなく、平均的な人々が住んでいるイメージです。
そこで本記事では、私が実際に住んでみて感じた『CBDのタワマンに住むメリットとデメリット』について紹介します。
メルボルンのCBDにあるタワマンに住むメリット・デメリット
まず、CBDのタワマンに住むメリットから紹介していきます。
最終的には、どのタワマンに住むかによって変わる部分もありますが、一つの目安になればと思います。
CBDのタワマンに住むメリット4選
車がなくても生活できる
CBDの中で生活が完結できるため、車がなくても問題ありません。
スーパーや薬局、生活用品店、アジア系の食品店、レストラン、飲み屋など、必要なものはほぼ全てそろっています。
仮にCBDの外で用事があったとしても、電車やトラム、バスなどの公共交通機関がCBDから地方に伸びているので、移動手段を心配する必要もありません。
勤務地の場所にもよりますが、私はバスで通勤しています。
また現地の情報として、コロナの影響で車で通勤する人が増えたため、中古車の価格が上がっているとのことです。
セキュリティが整っている
郊外のアパートやタウンハウスなどと比べると、セキュリティは整っています。
私が住んでいるタワマンでも、
- カギがないと建物内にも入れない
- エントランスに管理人がいる
- カギがないと、エレベーターのボタンが反応しない
- 各フロアには監視カメラが複数ある
- ドアがオートロック
など、油断は禁物ですが、安心して住むことができます。
家具付き案件が多い
家具が付いている案件(furnished)が多くあります。
ただし、不動産屋さんが所有している家具というよりは、「以前住んでいた住人が置いていった家具」というイメージです。
「他人が使っていた家具なんて絶対にイヤだ」
という方にはデメリットになってしまいますが、
- ベッド
- テーブル
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 食器洗い機
などの大きな家具や家電が付いているのはかなり便利です。
さらに私の部屋では、テレビ、ドライヤー、食器、掃除機、電子レンジ、炊飯器まで付いていたので、初期費用をかなり抑えることができました。
そのまま使うのはちょっと気持ち悪かったので、掃除はかなりしましたが、買いに行ったり、宅配の手配をしたり、設置したりする手間を考えるとはるかに楽でした。
何かと便利
中心地なだけあって何かと便利です。
最初にも紹介しましたが、
- スーパーであれば、ColesとWoolworths
- 薬局であれば、Chemist Warehouse
- 生活用品店であれば、Big W
などがCBD内にもあります。
他にも、日本領事館、ダイソー、コンビニ、日本食料理屋、公園、観光スポットに加え、レストランやカフェは無数にあります。
また、無料のトラムも走っており、本数も日中であれば10分に1本以上はあります。
CBDの内での移動に加え、無料のゾーンまでトラムで移動してそこからは歩くなんて方法もあります。
そのほか、
- ゴミを24時間いつでも捨てられる
- 電気と水道が一括管理
- ジムやプールなどが完備している案件も多い
などもタワマンのメリットだと思います。
CBDのタワマンに住むデメリット3選
CBDのタワマンのデメリットや気になる点についても紹介します。
緊急時の避難が大変
緊急時のエレベーターの使用は厳禁です。
そのため、高層階に住んでいても階段で避難する必要があります。
オーストラリアでは地震はほとんどありませんが、火災は万国共通です。
幸い実際の火災は今のところ経験しておりませんが、火災報知器が反応して建物内で避難指示が出たことは数回あります。
そのため、いつでも避難できるように、非常グッズを詰め込んだバックパックを用意しているといった状態です。
家賃や立地などに意識が行きがちですが、アパート選びの際には頭の片隅には入れておくようにしましょう。(避難経路の確認など)
プライバシーに気を付ける必要がる
地震が少ないということもあり、ガラス張りのタワマンも多くあります。
「通りを歩いている人から丸見え」とまでは言いませんが、隣のタワマンに住んでいる人からは見えてしまうかもしれません。
日中は、光の加減などで見えずらいケースもありますが、
- 窓際で作業をしているな
- テレビを見ているな
くらいは分かります。
一方で、夜に部屋の電気をつけた際は完全に丸見えなので、必ずブラインドやカーテンを下すようにしましょう。
また、ブラインドも目隠しなるだけで、
「目を凝らすとうっすらと見える」
なんてケースもあるので、ベランダなどから確認しておくようにしましょう。
景色や日当たりが必ずしも良いわけではない
立地にもよりますが、CBD内ではタワマンが隣り合っているケースも多くあります。
そのため部屋によっては、「目の前が隣のビル」、「隣に建設中のビルがある」なんてケースも珍しくありません。
「せっかくタワマンに住んだのに眺めも悪いし、日当たりも悪い」
なんてことがないように、必ず内見に行ってから冷静に判断するようにしましょう。
幸い私が住んでいる部屋の場合、左右には高層ビルがありますが、正面は開けています。
ただし、日当たりはあまり良くなく、午後から夕方にかけてのみ太陽があたるといった状況です。
なお日当たりについては、季節(太陽の高さ)によってもかなり変わります。
冬は隣のビルにさえぎられてしまうけど、夏はけっこう日が当たるなど、住んでみないと分からないこともあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
以上、実際にCBDのタワマンに住んでみて思うメリットとデメリットをまとめると、
メルボルンCBDのタワマンに住むメリット
-
車がなくても生活できる
-
セキュリティが整っている
-
家具付き案件が多い
-
何かと便利
メルボルンCBDのタワマンに住むデメリット
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緊急時の避難が大変
-
プライバシーに気を付ける必要がる
-
景色や日当たりが必ずしも良いわけではない
厳密には建物や立地によって異なりますが、少しでも参考になれば幸いです。
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