- これからアメリカの大学院に留学される方。
- 渡米に向けて準備を進めている方。
私のアメリカ大学院への留学経験における、
「やってよかったこと」
「やっておけばよかった」
ことなどを踏まえて、3~4月の合格発表から7~8月の渡米までにすべきことをご紹介します。
- 大学院合格後から渡米までにすべきこと7選
- 運転免許試験の対策をする
- アパートの管理会社に連絡する
- 車のディーラーに連絡する
- 渡米後数日間泊まるホテルとレンタカーの手配
- 銀行口座を開設する
- 日常英会話の勉強
- 興味のある研究室に連絡する
- 最後に一言
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大学院合格後から渡米までにすべきこと7選
大学院合格後から渡米までにすべきこと7選をまとめました。
I-20やビザの取得などは必須事項だと思うので、本記事ではそれら以外について「やっておいた方がいいこと」を書きたいと思います。
運転免許試験の対策をする
キャンパス内の寮や大都市に住む予定の方などを除き、車は生活のために必要になると思います。
また渡米後は、履修登録やオリエンテーション、アパート探しなどでいろいろと忙しくなります。
そのため、少しでも筆記試験の勉強を進めておくと、渡米後の負担が減ります。
決して難しい試験ではありませんが、日本にはない交通ルールや馴染みのない英単語なども覚える必要があるため、いわゆる「ノーベン」で合格することは難しいです。
また、筆記試験や路上試験はDepartment Of Motor Vehicles(DMV)のサイトから事前に予約をする必要があります。
効果的な勉強法や予約の仕方などは⇩の記事にまとめましたので、よろしければご覧下さい。
アパートの管理会社に連絡する
大学の寮以外に住む予定の方は、アパートを自分で探す必要があります。
選択肢は様々ですが、私はhttps://www.apartments.com/というサイトで、大学の近くのアパートを探しました。
日本の賃貸探しと同じで、住みたいエリアや家賃、1ベッド or 2ベッドなど、広さを指定してアパートを検索することができます。
気になるアパートが見つかったら、管理会社に連絡してみましょう。
部屋を見せてもらう日を約束するだけで十分です。
返信がないこともあるので、いくつか見てみたいアパートを探し、複数の管理会社に連絡することをお勧めします。
私も3つの管理会社に連絡して、返信があったのは1社でした。
なおきちんと返信があるということは、そこの管理会社に勤めるスタッフがまじめな証でもあります。
住み始めてからも予期せぬトラブルなどはちょいちょいあるので、対応が早い管理会社・スタッフの方が安心です。
ちなみに「管理会社」という言い方をしましたが、日本のように不動産屋さんがいて、大家さんがいて、というよりは、管理会社(日本でいう不動産屋)が直接アパートを経営しているところもあります。
この場合、アパートの敷地内に管理会社の「Leasing Office」があります。
この「Leasing Office」で契約の手続きや家賃の支払いなどをします。
また居住中もトラブル対処なども「Leasing Office」に言えば基本的には直ぐに対応してくれます。
アパートにもよりますが、敷地や駐車場が広く、「部屋を見せてもらう日時は予約したけど最初どこに行ったら良いいの?」と思うかもしれませんが、この「Leasing Office」に行けば大丈夫です。
車のディーラーに連絡する
車を買う予定の方は、日本にいる間にディーラーに連絡を入れておくとスムーズです。
私はTOYOTAの中古車をhttps://www.toyota.com/で見つけて、販売員と会う日時をメールでやりとりしました。
大学の近くやアパートの近くのディーラーであれば、渡米後にアポなしで訪問してもいいかもしれませんが、離れていたり、気に入った車があった場合などは、事前に連絡しておいた方が無難です。
車の購入においては、ネットで検索するといろいろな情報が流れていますが、私の経験からお伝えできることは、
車の購入において、
- ソーシャルセキュリティーナンバーは必要ありません
- 国際免許だけで買うことができます
- 保険はその場で入れます。私の場合はディーラーの方がその場でGEICOの自動車保険に1ヶ月分だけ入る手続きをしてくれました。その後は好きな保険会社に乗り換えていいとのことだったので、私はGEICOの保険が切れるタイミングでPROGRESSIVEという保険会社に乗り換えました
- パスポートやI-20など、必要そうな書類は全て持って行った方が無難です
- 支払いは$5,000分はクレジットカードで払うことができ、残りは小切手でした
- 購入後は、近くのDepartment Of Motor Vehiclesに行き、車の登録をする必要があります
渡米後数日間泊まるホテルとレンタカーの手配
アパートの下見や車のディーラーと会う日が決まったら、それまでの仮住まいと移動手段を手配する必要があります。
アパートも契約してから入居日できる日まで数日かかることもあります。
ちなみに私は、契約してから入居まで3日くらい待ちました。
車も契約はすぐにできましたが、支払い用の小切手を用意するのに1週間くらいかかりました。
おそらくケースバイケースだと思うので、最初の数日間のみ日本にいる間に予約して、あとはフレキシブルに延泊するなりレンタカーも延長するなりして対応することになると思います。
なおレンタカーはExpediaやHISでも予約することができます。
銀行口座を開設する
可能であれば日本にいる間にアメリカの銀行口座を開設しておくと便利です。
私は三菱東京UFJとユニオンバンク(アメリカの銀行)を利用しています。
ユニオンバンクは三菱UFJフィナンシャル・グループ (MUFG)の子会社で、日本にいる間に三菱東京UFJの支店に行けば、ユニオンバンクの口座を開設することができます。
なお最大のメリットは、アメリカから三菱UFJダイレクトにアクセスし、自分のユニオンバンクの口座へ海外送金ができることです。
つまりインターネットさえあれば、アメリカに居ながら、三菱UFJの口座 ⇒ アメリカのユニオンバンクの口座にお金を移すことができるので、家族や親に海外送金をしてもらう必要がなく、自分一人で完結することができ非常に便利です。
また口座開設時にデビットカードが受け取れます。このカードはガソリンスタンドやマネーオーダーなどでも使えるので何かと便利です。
ただし絶対に忘れてはいけない手続きが2つあります
- 三菱UFJダイレクトを海外からでも利用できる手続きをする
詳しくはグローバルダイレクト : トップ | 三菱UFJ銀行
- 開設してたユニオンバンクの口座を海外送金先に登録する
詳しくはご契約内容の変更(口座の追加登録等) | 三菱UFJ銀行
この手続きを忘れるとアメリカに着いてから、
「せっかくユニオンバンクの口座を開設したのに、ネットから海外送金できない」
という状況になってしまうので、口座開設後は忘れずに上の2つの手続きもしておくようにしましょう。
関連サイト⇩
日常英会話の勉強
よほど英語が得意な方でない限り、TOEFLやGREでスコアが取れていても、日常会話には苦労します。
授業中の英語の方がパワーポイントや教科書などの補助があるだけでなく、教授もある程度ゆっくり話すので以外と聞き取れます。
なので日常会話で苦労する方が圧倒的に多いです。
ある程度「慣れ」の部分もありますが、今までTOEFLやGREの勉強に費やしていた時間を、日常英会話の時間に割り当てることをお勧めします。
レアジョブの実用英会話やHuluでフレンズなどを見るのも、日常会話におけるフレーズやリスニングを身につけるのに効果的です。
ちなみに私は夕飯時や土日には、フレンズを欠かさず見ています。
日常英会話の勉強という意味もありますが、普通に見ていて面白いことに加え、アメリカの文化なども自然と学べるのでお勧めです。
またちょっと難しいですが、ビッグバンセオリーも理系の学生が使うような英語を学べるので、理工学系の学生にはお勧めです。
興味のある研究室に連絡する
大学によって多少の差はありますが、学期が始まる前に「Academic advisor」を決め、「Program Plan」を所属の学部や「Registration Office」に提出する必要があります。
Academic advisorは、基本的には自分が興味のある分野を実施している研究室の教授になります。
Program Planは卒業までに履修する授業や修士論文の有無などを決める書類です。
このProgram Planを提出してからでないと、履修登録ができない場合もあります。
学部の必修科目や卒業に必要な単位数なども、大学のホームページに公開されていると思うので、ある程度履修したい科目を決めてから「これでいいですか?」というスタンスで相談するのがいいでしょう。
授業が始まる前はオリエンテーションへの参加やアパートの契約、車の購入など、慣れないことを平行して進める必要があります。
そのため、教授やDepartment Headに事前に連絡をして話を進めておくと、履修科目なども日本にいる間にじっくり考えることができるので良いと思います。
ただしAcademic advisorやProgram Planは提出後(学期が始まってから)でも変更することができるので、忙しくて時間が取れない方などは渡米後でも十分間に合います。
最後に一言
いよいよ待ち望んでいた留学生活が始まりますね。
新しい生活環境や、大学での勉強にワクワクする反面、少なからず不安も感じているのではないでしょうか。
渡米して間もないころは、何かと手続きが多かったり、慣れないことや日本との違いなどに多少なりともストレスを感じることはあると思います。
しかしそれも時間の問題です。慣れてきて流れに乗ってしまえば、本当に楽しく、充実した毎日を過ごすことができ、改めて留学してよかったと思える日々を迎えることになるでしょう。
そのためにも本記事で紹介したような、「日本にいるうちにできること」をやっておいたほうが、早い段階で生活基盤を整えられ、早く流れに乗ることができます。
出願手続きやGREからの解放感に浸るのもいいですが、渡米に向けてきちんと準備をしておきましょう。
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