デスバレー観光の見どころを知りたい方へ。
ラスベガスに旅行予定で、国立公園へのデイトリップを検討されている方。
グランドサークルに加えて、もう一つくらい周遊地を追加したい方。
デスバレー国立公園の観光ポイントやホテル・ツアー情報、おすすめのシーズンや持ち物などをお伝えします。
- デスバレー観光の見どころ9選
- ファーニスクリークの北側
- ファーニスクリークの南側
- 公園の場所・入場料
- ホテル・宿泊施設
- デスバレーへのツアー
- 観光の注意点
- シーズン・服装・持ち物
- おすすめのガイドブック
デスバレー国立公園は、カリフォルニア州とネバダ州にまたがる北米最大の国立公園です(アラスカを除く)。
盆地のような地形をしており、園内の最下点は海抜マイナス86mに達し、1913年には最高気温57℃を記録しました。
およそ14,000平方キロメートル(福島県と同じくらいの面積)の公園の敷地内には1,600kmもの道路が広がっており、たくさんの見どころがあります。
デスバレー観光の見どころ9選
公園内のファーニスクリーク(Furnace Creek)にビジターセンターがあります。
ファーニスクリークの北側と南側で分けて予定を立てると、効率的に園内を回ることができます。
またメイン道路であるHighway 190は移動する際によく使うので、覚えておくと良いかもしれません。
ファーニスクリークの北側
1. Mesquite Flat Sand Dunes
ファーニスクリークから約36km(30分)、Highway 190 を北上し、左に折れてしばらく進むと砂丘(Mesquite Flat Sand Dunes)があります。
平地からの高さが30m ある黄褐色の砂丘を見ることができます。
駐車上からも見えますが、少しでも砂丘の中を歩いた方が、砂漠に来たような感覚が味わえます。
靴の中が砂だらけになるので、サンダルに履き替えることをお勧めします。
また、砂の粒子が細かくレンズの中にダストが入りやすいので、レンズの取り扱いには注意した方が良いと思います。
2. Devils Cornfield
ファーニスクリークから砂丘に向かう途中に悪魔のコーン畑(Devils Cornfield)があります。
駐車上はないので(2017年12月)、コーンが生えていない路肩に車を駐めることになります。
すっ飛ばしてる車もいるので、車を降りると際は注意しましょう。
デスバレー国立公園はアラスカを除きアメリカで最大の国立公園です。
日本ではなかなか見られない ⇩ のような一本道も至る所で見られます。悪魔のコーン畑の道も長~い1本道が続いています。
3. Salt Creek
ファーニスクリークからHighway 190 を北に24km(20分)行ったところに、 ソルトクリーク(Salt Creek)があります。
ここは一周0.8km のトレイルがあり、ハイキングが楽しめます。
冬の間は、トレイル沿いに草が生え、川も流れています。
特に2~4月は、海水の5倍の塩分濃度でも生きられるSalt Creek Pupfishが産卵の時期を迎えるため、ベストーシーズンと言われています。
4. Keane Wonder Mine
ファーニスクリークからHigway 190を17km 北上した後、Beatty Cutoff Roadに入り9 km ほど進むと、ケーンワンダーマイン(Keane Wonder Mine)に続くオフロードがあります。


ケーンワンダーマインは1900~1912年頃にかけて操業された金鉱で、当時使用されていたトラムなどが良い状態で保存されています。
オフロードは一般車でも通行可能です。また炭鉱は小高い丘にあるため、帰りは ⇩ のように公園内の平地を一望できます。
5. Rhyolite Ghost Town
ファーニスクリークからBeattyの町に行く途中にあるゴーストタウン、”ライオライト(Rhyolite)”。
かつては鉱山ブームで栄えており、 ホテルや商店、学校、発電所に病院まであった町が、今ではゴーストタウンと化しています。
公園の中心からは若干離れていますが、Beattyの町に宿泊される方などは、行き帰りに立ち寄れるポイントです。
ファーニスクリークの南側
6. Badwater Basin
ファーニスクリークから Badwater Road を約27km(25分)南下すると、バッドウォーター・ベイスン(Badwater Basin)に到着します。
ここは北米大陸で最も海抜が低い場所で、マイナス86m です。
日中に来た場合、塩の白さが栄える写真が撮れます。
夕方も山脈側が夕日でオレンジ色に染まり、幻想的な景色を見ることができます。
私が訪れたときも夕日を見るためにたくさんの観光客が足を運んでいました。
7. Devils Golf Course
バッドウォーター・ベイスンに行く途中に悪魔のゴルフコース(Devils Golf Course)があります。


凸凹した平地が永遠に続き、不思議な光景を見ることができます。
8. Zabriskie Point
ファーニスクリークからHigway 190を8km ほど南下したところにある、ザブリスキーポイント(Zabriskie Point)。
駐車上から少し坂を登ったところにある展望台からの写真が ⇩ です。
太陽の角度によって見え方が変わるので、ラスベガスから来られる方は行きと帰りで時間を変えて立ち寄るのが良いと思います。
9. Dante's View
ファーニスクリークからHigway 190を19km ほど南下し、標識に従いDantes View Roadに右折し、さらに21km ほど進むとバッドウォーター・ベイスンが見渡せる標高1669m の展望台 = ダンテスビュー(Dante's View)があります。
人気の絶景スポットで、毎年50万人以上の観光客が訪れるそうです。
デスバレーに来たら必ず来て頂きたいポイントです。
公園の場所・入場料
公園の場所
デスバレー国立公園はアメリカのカリフォルニア州とネバダ州にまたがってあります。
ラスベガスが最寄りの都市で、ラスベガスから230kmくらいの位置にあり、車だと約3時間で行くことができます。
入場料
入場料は車一台につき$30です。
購入日より7日間有効です。
ホテル・宿泊施設
公園内のホテル
宿泊施設ですが、ホテルは公園内にもあります。
オンシーズンの冬の時期は混雑するので、早めの予約をお勧めします。
先に予約だけして後からキャンセルする人も結構多いので、タイミングが良いと繁忙期でも普通に予約できたりします。
⇩の3つのホテルがエクスペディアから予約できます。
1. The Ranch at Death Valley – Inside the Park
2. The Inn at Death Valley – Inside the Park
公園外のホテル
公園外では、ファーニスクリークから65km ほど北上したところにあるBeattyの町がおすすめです。
小さな町ですが、デニーズやスーパーなどもあり、1~3泊程度であれば問題ありません。
ファーニスクリークまでは片道50分ほどかかりますが、ライオライトやケーンワンダーマインなどの見どころが途中にあるので、うまくスケジュールを組めば、行き帰りの途中で寄ることができ、効率的に公園の北側を観光することができます。
※Beattyのホテルは、Agodaの方が多くのホテルを検索できます。
Hotels.comでは検索結果が出てきませんでした。
デスバレーへのツアー
大手旅行会社のパッケージツアー
HISが、ロサンゼルス/ヨセミテ/モハーベ/デスバレー国立公園/ラスベガス/グランドキャニオン/モニュメントバレー/ペイジを周遊するツアーを催行しております。お値段は35~46万円です。
クラブツーリズムが、グランドキャニオン /モニュメントバレー/ホースシューベンド/ブライスキャニオン国立公園/アンテロープキャニオン/ザイオン国立公園/デスバレー国立公園/セドナを周遊するツアーを催行しております。
お値段は28~43万円です。
個人での行き方
ラスベガス(LAS)まで飛行機で来て、レンタカーで行くことができます。ラスベガスからデスバレー国立公園のファーニスクリークまでは3時間くらいです。
ラスベガスの空港付近は若干車も多いですが、市内を抜けてしまえば後は ⇩ のような道が続くので、アメリカの景色を楽しみながらドライブできます。


観光の注意点
2017年12月現在、公園内のホテルに宿泊しない限り、WiFi は使えません。
地球の歩き方の地図はかなり役に立ちます。
また園内の地図はビジターセンターで入場チケットを見せるともらうことができますし、こちらからもダウンロードできます。
なおラスベガスからHighway 190 で来る場合、Dantes View RoadとのT字路付近に、無人のチケット売り場があります。
そこでチケットを買ってしまえば、そのままダンテスビューやザブリスキーポイントなどを観光しつつビジターセンターに向かうことができるので効率的です。
もしくはmaps.meというオフラインで使えるアプリで事前に地図をダウンロードしておくのもおすすめです。
シーズン・服装・持ち物
ベストシーズンは冬です。
最も観光客でにぎわいます。
夏は極めて暑く、45℃に達する日も珍しくないそうです。
私は12月の末に訪れましたが、日中は長袖のTシャツとウルトラライトダウンがあれば十分です。
ソルトクリークをハイキングしたときは、若干暑く感じました。
しかし朝晩は冷え込むので、パーカーやヒートテックなども持って行くことをおすすめします。
日焼け対策は必須です。晴れると日差しが強いので、日焼け止めは必ず持参しましょう。
サングラスも必須アイテムです。
必要日数ですが、例えば中1日でも、
1日目 午前中/移動 午後/観光
2日目 終日観光
3日目 午前/中観光 午後/観光
であれば、今回ご紹介した観光ポイントは十分見て回ることができます。
ただし、炭焼き窯(Charcoal Kilns)やスコッティーズキャッスル(Scott'y Castle)、レーストラック(Racetrack)なども含めて観光されたい方は、中2日くらいないと厳しいと思います。
おすすめのガイドブック
ご存知の方も多いと思いますが、地球の歩き方 アメリカの国立公園が詳しく書いてあります。
有名な国立公園は全て含まれているので(アラスカを除く)、他の国立公園に旅行される際にも役に立ちます。
またレンタカーでの移動を検討されている方や、ロードトリップを計画されている方は、地球の歩き方 アメリカ・ドライブもおすすめです。
ドライブルートを決める際や、アメリカの道路標識や交通ルールについても説明されているので、手元にあると安心です。