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泰緬鉄道に乗ってナムトック&ヘルファイア・パスまで行ってみた【バンコク・カンチャナブリーの旅】

 

 

泰緬鉄道に乗ってカンチャナブリーからナムトックに行ってみました!

 

第二次世界大戦中に日本軍が建設した鉄道が今も使われています。

 

過酷な気候で物資の供給も乏しい中、日本軍の鉄道隊と戦争捕虜やアジア人労働者を使役して岩山を切り開きました。

 

今でこそ断崖を通り抜ける観光列車として、多くの観光客が訪れる場所となっていますが、その歴史には日本が深くかかわっています。

 

実際に列車に乗ってみて、当時の出来事に思いを募らせてみました。

 

 

 

泰緬鉄道に乗ってナムトックまで行ってみた

 

タイを旅行した際に、カンチャナブリーに2泊して、中日に泰緬鉄道に乗ってナムトックまで行きました。

 

カンチャナブリーで宿泊したホテルはこちら。

 

 

 

バンコクからの日帰りツアーもありますが、カンチャナブリーには泰緬鉄道関連の施設がたくさんあるので、興味のある方はせめて1泊してみることをおすすめします。

 

 

それでは見ていきましょう!

 

 

1. カンチャナブリーからナムトックへ

 

クウェー川通りにあるゲストハウスからカンチャナブリー駅までは、歩いて10~15分くらいです。

 

私は歩いて行きましたが、1.0km以上はあるのでバイクタクシーを使った方がラクです。

 

 

 

泊まっているホテル次第では『クウェー川橋駅』の方が近いかもしれません。

 

ただし、窓際の席に座るためには手前の駅から乗った方が有利なので、カンチャナブリー駅から乗ることをおすすめします。

 

クウェー川橋駅の場所はこちら

 

 

 

 

カンチャナブリー駅は、Sangchuto Rdから1本入ったところにあります。

 

 

 

こちらが『カンチャナブリー駅』

 

 

 

こちらはチケットオフィス

列車の1時間前くらいからチケットの購入ができるようです。

 

 

プラットホームの写真がこちら。

 

 

 

ちょっとした売店があります。

食べ物はスナックくらいしかありませんが、水やジュースはありました。

 

 

窓際の席に座るために早めに行きました。

待っている間は泰緬鉄道博物館で買った本を読みます。

 

 

電車が来ました!

 

 

 

この日は祝日(国王の誕生日)だったので、けっこう混雑していました。

 

 

 

のどかな田園風景が続きます。

 

 

 

岩壁がすぐそこにあります。

ゆっくり通過するので、岩を触っている乗客もいました。

 

 

泰緬鉄道で一番の見どころ『タム・クラセー桟道橋』

岩崖に沿うように橋が建てられています。

 

 

『クウェー川橋』~『タム・クラセー桟道橋』までのダイジェスト動画はこちら。

 

 

 

 

そうこうしているうちに、ナムトック駅に到着しました!

 

 

 

 

 

 

2. ナムトックからヘルファイア・パスへ

 

時刻表ではナムトック着が12:35でカンチャナブリーに帰る最終列車は15:30ですが、この日は祝日で乗客も多かったため、約1時間遅れでの到着でした。

 

つまりナムトックでの滞在時間は約2時間です。

 

移動も考えると、ヘルファイア・パスでの滞在時間は1時間くらいでしょうか。

 

 

ナムトック駅に到着後、すぐにタクシーのお兄ちゃんに話しかけられました。

 

ヘルファイア・パスへは往復で800バーツだったので即決しました。

(見学している間は駐車場で待ってくれています)

 

 

 

ナムトックからヘルファイア・パスまでは20分くらいで着きます。

 

 

 

 

ヘルファイア・パスの入場料は無料です(2023年8月時点)。

 

まずゲートで簡単な説明(英語)を受けたあと、駐車場までそのまま移動します。

 

駐車場のすぐとなりに博物館があります。

 

 

 

博物館のエントランスで日本語と英語のパンフレットをもらいました。

 

なおヘルファイア・パスへは、博物館を抜けていく順路になっています。

 

(後日撮影)

 

 

ヘルファイア・パス博物館は、泰緬鉄道の建設に携わり心地で命を落とした戦争捕虜及びアジア人労働者を追悼する記念館です。

 

写真(右)は、一日の労働に課せられた石の撤去量を示しています。

 

 

 

労働者が一回の食事で与えられたお米(平均で370グラム)

 

 

 

ほかにも、収容所での生活の様子が説明されています。

じっくり読んでいると1時間くらいは過ぎてしまいそうです。

 

 

博物館の下にヘルファイア・パスへ通じる歩道があります。

 

滞在時間が限られていたので、早速行ってみました!

 

博物館の出口(歩道の入り口)でオーディオガイド(無料&パスポートと引き換え)を借りて出発です。

 

まずは階段を下りていきます。

 

 

 

砂利道を少し歩きます。

 

 

 

こちらが『ヘルファイア・パス』

早歩きだったので5分くらいで来れました。

 

 

泰緬鉄道の建設において最も困難を極めた場所です。

当時の枕木とレールの一部が残されています。

 

 

この地で命を落とした方々を追悼する品が飾られています。

 

 

 

列車がようやく通れるくらいの切り通しです。

 

 

 

当時使われていた水筒でしょうか。

 

 

 

切り通しの終点にモニュメントがあります。

 

 

 

ここから先も歩道があります。

終点までは往復4kmくらいあるので、次回挑戦します!

 

 

モニュメントの両サイドに階段があったので登ってみました。

 

当時使われていたトロッコでしょうか。

 

 

 

こちらは上から見た切り通し

けっこう高いんですね。

 

 

悲惨な史実に思いをはせながら来た道を戻ります。

 

 

 

これも当時の枕木でしょうか。

 

 

 

ヘルファイア・パスを歩いた動画はこちら

 

 

 

 

トイレは博物館の外にあります。

新しくてきれいでした。

 

 

トイレに向かう途中に売店や食事ができそうなお店が何件かあります。

次回はじっくりと見学してみたいですね。

 

 

駐車場の隣に捕虜の移送につかった貨車が展示されています。

 

 

 

この中で何日も過ごすのは酷ですね...

 

 

 

 

 

 

3. ナムトックからカンチャナブリーへ

 

ヘルファイアパスからナムトック駅に戻ってきました。

 

 

 

チケットオフィスはある程度直前にならないと開かないので、前で待っている人もそこそこいました。

 

 

 

車内の写真がこちら

行きに乗った車両より古いのかな...

 

 

本当は電車に乗る前に昼ご飯を食べるよう予定でしたが、列車が1時間遅れでナムトックに到着したので時間がありませんでした。

 

とりあえず駅の売店でスナックを買って食べることに。

 

 

 

行きとは反対側の席に座って、景色を楽しみながら帰りました。

 

 

 

クウェー川が見えたりして、また違った風景を楽しめます。

 

 

 

 

 

 

4. クウェー川橋駅で下車

 

カンチャナブリー駅まで戻っても良かったのですが、もう一度クウェー川橋を見てから帰ろうと思ったので、クウェー川橋駅で降りることにしました。

 

 

 

駅のまわりは屋台や観光客でにぎわっています。

 

 

 

ココナッツミルクシェイクを買って、クウェー川橋を眺めながら飲むことにしました。

 

 

 

こちらは夕陽に照らされたクウェー川橋

 

 

 

最後にもう一度、クウェー川橋を往復してホテルに戻りました。

 

 

 

 

余談ですが、泰緬鉄道に関する本を一冊でも読んでいくと、旅がさらに色濃くなります。

 

私が読んだおすすめの本はこちらです。

 

 

 

 

日本軍の資料のほとんどが敗戦に伴い焼却されてしまっている中で、生き残った捕虜による手記やタイ政府に残された資料などを研究し続けた著者による貴重な一冊です。

 

300ページくらいあって読みごたえがありますが、この本を読んでいけば博物館で書いてある説明(英語)なども理解しやすいです。

 

 

まとめ|泰緬鉄道を観光する方へ

 

本記事では、ナムトック&ヘルファイアパスについて紹介しました。

 

今回の経験をもとに、これから泰緬鉄道を旅行される方へ。

 

アドバイス

  • カンチャナブリー駅から乗った方が窓際の席を取りやすい
  • 週末や祝日は混雑する可能性も
  • 泰緬鉄道が目的ならヘルファイア・パスも行った方がいい

 

 

それでは、良い旅を!

 

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