ひとりで福岡を旅行したときに大刀洗平和記念館を訪れました!
かつて太刀洗には、旧陸軍の東洋一を誇る飛行場があり、街は一大軍都として栄えました。
しかし、戦局の悪化にともなう米軍の空襲により、多くの民間人の命が犠牲になった場所でもあります。
また、知覧や万世飛行への中継基地としても使われ、多くの特攻隊員を見送りました。
太刀洗平和記念館は、そんな歴史を背負いながら『平和の情報発信基地』としてメッセージを発信し続けています。
日帰りで大刀洗平和記念館を訪ねてみた
福岡を旅行中に大刀洗平和記念館を訪れました。
【筑前町立 大刀洗平和記念館】
— TraBlog@留学✖️ブログ✖️旅行 (@TProak) 2023年9月24日
生まれてはじめて零戦のコックピットを見ました👀#零戦 #戦闘機 #大刀洗平和記念館 pic.twitter.com/PjphkFDODC
それでは見ていきましょう!
1: 大刀洗平和記念館の場所
甘木鉄道の大刀洗駅からは、徒歩3分くらいの場所にあります。
駐車場も広いので、車で行くのも便利です。
2: 大刀洗平和記念館へのアクセス
博多・天神方面から鉄道で来る場合、基山か小郡で甘木鉄道に乗り換えて、太刀洗まで行くことになります。
だいたい1時間15分くらいで行けます、
甘木鉄道は、電車というよりは、レールの上を走るバスのような乗り物です。
駅に改札はないので、乗車する時に整理券を取ります。
降車時に支払いをしますが、電子マネーは利用できません。
車両の後方に両替機があるので、事前に両替をしておくと降りるときに困りません。
太刀洗駅の写真がこちら
『大刀洗レトロステーション』の戦闘機がシンボルです。
大通りを渡った先に平和記念館はあります。
3: 大刀洗平和記念館
平和記念館の入り口に『第五航空教育隊正門』が鎮座しています。
第五航空教育隊は昭和14年に開隊した部隊で、最大時には約6000人の航空技術兵が在籍していました。
なお館内での写真撮影は、航空機の撮影を除き禁止されています。
こちらは十八試局地戦闘機『震電』
震電は時速600キロ、高度12,500メートルを飛行するB29に対抗すべく開発された戦闘機です。
プロペラが機体の後ろにある前翼型で、機首には30ミリ機関砲が4門装備されています。
ロケットのような形をしており、主翼は操縦席の後ろにあります。
巨大なプロペラが機体の後部についています。
エンジンは高度10,000メートルにも対応できるように、燃料噴射装置がつけられており、まさに当時の最新鋭機として期待されました。
昭和20年には試作機の飛行試験が行われたものの、悔しくも実戦配備される前に終戦を迎えました。
実戦には間に合わなかった震電ですが、日本の航空技術の発展を物語る、当時の最新鋭機であったことに間違いありません。
館内には、他にも戦闘機が2機展示されています。
こちらは唯一現存する『零式艦上戦闘機三二型』
零戦の横には階段が設置されており、操縦席を見ることができます。
こちらが零戦の操縦席
こちらは実戦に使われた『九七式戦闘機』
実戦に使われた九七式戦闘機が残っているのはこの平和記念館だけです。
博多湾沈んでいた機体を引き上げて修復したものです。
館内にはほかにも、特別攻撃隊に関する展示や太刀洗飛行場とそこに携わった人々の生活なども知ることができます。
ぜひ一度、実際に足を運んでみて下さい!
4: おすすめのラーメン店
大刀洗平和記念館のすぐ近くに、久留米名物の豚骨ラーメンが楽しめるお店『丸八』があります。
こちらは『ラーメン』と『めしの小』
麺はストレートな細麺
たっぷりスープを絡めて頂きます!
そのほかのメニューや店内の様子などは、別記事にまとめております。
よろしければこちらの記事もご覧ください!
5: おすすめの書籍
太刀洗平和記念館を訪れる前に読むと良い本を紹介します。
太刀洗飛行場で勤務された方々へのインタビューを通じて、その証言をまとめた書籍です。
本記事でも紹介した『震電』や、新型爆弾を搭載した『さくら弾機』についても学ぶことができます。
本を読んでから実際に平和記念館を訪れると、太刀洗飛行場に関する知識がグッと深まります!
以上です。
最後までご覧頂き、ありがとうございました!
平和の大切さを語り継ぐためにも、一人でも多くの方がこちらの記念館を訪れて頂ければ幸いです。
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