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海外留学時の学費・生活費について不安のある方
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留学に使える奨学金を調べている方
海外の大学院に留学してみたい!
でも、学費は日本の大学より高そうだし、現地での生活費とかはどうしよう...
そんな悩みを抱えているあなたに朗報です。
奨学金を上手く利用すれば、金銭的な補助をかなり受けることができます!
- 海外大学院留学における奨学金について
- ①:海外留学支援制度(大学院学位取得型)
- ②:第二種奨学金(海外)
- ③:第一種奨学金(海外大学院学位取得型対象)
- ④:国の教育ローン(海外留学)
- ⑤:各銀行の教育ローン
- まとめ:まずはこの順番で検討してみよう!
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海外大学院留学における奨学金について
留学の制度がある会社に勤めている場合や、留学先の大学から奨学金(Scholarship)を受けられる場合などを除き、多くの方が留学の費用で頭を悩ませるのではないでしょうか。
でも、あきらめるのはまだ早いです!
日本にも、海外の大学院に留学する学生を対象とした奨学金の制度があります。
給付型のものから貸与型のもの、併用での申し込みが可能なものまで種類があるので、検討する価値は必ずあります!
そこで本記事では、海外留学を目指す学生を対象とした奨学金・教育ローンについて、『この順番で検討すると効果的』というものを5つ紹介したいと思います。
それでは見ていきましょう!
①:海外留学支援制度(大学院学位取得型)
日本学生支援機構が取り扱う給付型の奨学金です。
特徴は以下の通り
- 種類:給付型
- 申込者:本人
- 奨学金:約9~15万円/月
- 授業料:最大300万円/年
- 申込時期:例年9~10月
給付型の奨学金なので、返済の必要はありません。
ただし、
- 書面審査 ⇒ 面接審査がある
- 申込時期が限られている
- 半年に1回の留学状況報告書・報告書などの提出
- 留学後に研究成果に関する報告書などの提出
- 留学後5年間は派遣学生状況調査(年に1回)への回答義務
など、採用から留学後5年間まで様々な義務が伴います。
『返済の義務がない』=『もらえる』ので仕方ないかと思います...
審査が厳しいので、申し込んだからといって必ず給付してもらえるとは限りません。
『留学中・留学後にも報告書などを作成する手間』と『就職してから返済する義務がないメリット』を天秤にかけて検討することになります。
詳しくはこちら
②:第二種奨学金(海外)
日本学生支援機構が取り扱う貸与型の奨学金です。
特徴は以下の通り
- 種類:貸与型
- 申込者:本人
- 奨学金:5~15万円/月
- 入学時特別増額貸与奨学金:10~50万円
- 申込時期:原則5~12月
同じく日本学生支援機構が取り扱う奨学金ですが、こちらは貸与型なので返済の義務が伴います。
ただしその分、
- 書類審査のみ
- 報告書の提出義務などはない
といった身軽さもあります。
申込時期が5~12月までと長いのも余裕を感じますね。
書類審査も、『厳しい審査』というよりは、
『必要な書類がきちんとそろっていれば、基本的には貸与してもらえる』
といったニュアンスです。
また、入学したタイミングでまとまったお金が受け取れる『入学時特別増額貸与奨学金』も選べます。
入学時は何かとお金がかかりますからね。
留学後に返済する必要があるため、中・長期的な金融感覚が求められますが、このあと紹介する『教育ローン』や『いわゆる普通の借金』などと比べると、利率はかなり低いです。
『返済の負担』と『手続きの簡便さによる時間的なゆとり』をトレードオフするような感覚です。
詳しくはこちら
③:第一種奨学金(海外大学院学位取得型対象)
日本学生支援機構が取り扱う貸与型の奨学金です。
特徴は以下の通り
- 種類:貸与型
- 申込者:本人
- 奨学金:約5~12万円/月
- 入学時特別増額貸与奨学金:10~50万円
- 申込時期:原則5~2月
同じく日本学生支援機構が取り扱う貸与型の奨学金ですが、①で紹介した『海外留学支援制度(大学院学位取得型)』に採用された方のみが対象です。
つまり、給付型の奨学金を受け取ったとしても、まだお金が足りない場合に申し込める奨学金です。
②の第二種奨学金(海外)と比べると、月額の受取額はやや下がるものの、同じく書類の手続きのみで貸与してもらえます。
申込時期は5~2月までとさらに長いです。
授業料が高い大学院に行く場合や、生活費が高いエリアに住む場合にも活用できそうですね。
詳しくはこちら
第一種奨学金(海外大学院学位取得型対象)- 日本学生支援機構
④:国の教育ローン(海外留学)
日本政策金融公庫が取り扱う貸与型の奨学金(教育ローン)です。
特徴は以下の通り
- 種類:貸与型
- 申込者:保護者(原則)
- 奨学金:最大450万円(一括)
- 申込時期:いつでも可能
こちらは日本学生支援機構ではなく、日本政策金融公庫による貸与型の奨学金≒教育ローンです。
申込者は原則的に保護者になります。
なので、皆さんの親に依頼するケースが多いのかと思います。
また、『通年でいつでも申し込みができる』ことや、『一括で支払われる』などの違いもあります。
日本学生支援機構の奨学金と併用できるのも大きな特徴です。
つまり、①②③の奨学金に申し込んだうえで、国の教育ローンに申し込むこともできるわけです。
ただし、①②③の奨学金と比べると、利率は若干高くなります。
詳しくはこちら
⑤:各銀行の教育ローン
各種銀行が取り扱う貸与型の奨学金(教育ローン)です。
特徴は以下の通り
- 種類:貸与型
- 申込者:本人・保護者
- 奨学金:銀行による
- 申込時期:いつでも可能
詳細は銀行により異なりますが、
- 返済の義務があること
- 他の奨学金・教育ローンよりも利率が高いこと
などにより、手続きが簡便なのと、申し込みから採用までの期間も短いです。
金銭的な事情や、リスクの取り方は人それぞれですが、個人的にはまず①~④検討してみて、『全て当てはまらなかった場合に銀行の教育ローンを検討する』くらいがいいのかなと思います。
まとめ:まずはこの順番で検討してみよう!
本記事では、海外大学院留学時に抑えるべき奨学金を紹介しました。
まず、検討すべき奨学金・教育ローンは以下の順番です。
海外留学時の金銭事情はそれぞれかと思いますが、『手続きの煩雑さ』や『留学後の返済義務』などをトータルで考えて、ご自身に一番あった奨学金・教育ローンに申し込むようにしましょう。
以上です!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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