バッドランズ観光の見どころを知りたい方へ。
アメリカ中西部のロードトリップを計画されている方。
マウントラシュモアやデビルズタワー近隣の観光地を探している方。
ラピッドシティまで来たらセットで行くべき、バッドランズ国立公園の見どころや行き方・ホテル情報などをお伝えします。
バッドランズ国立公園は、日本では馴染みが少ないですが、サウスダコタでは有名な国立公園です。
夏の照りつける日差し、轟音とともに突如現れる雷雨、また冬の厳しい寒さと強風により、奇怪な地形が造られました。
映画の撮影などでも使われてそうな景色を思う存分楽しみたい。
そんなバッドランズ国立公園で見られる絶景と、あわせて行きたいマウントラシュモアの観光について紹介したいと思います。
バッドランズ観光の見どころ5選
1. エントランスの看板
これは全ての国立公園に共通することですが、エントランスの近くには⇩のような公園の看板があります。
テイストは公園により異なりますが、バッドランズは名前のイメージに合わない、ゆる系の看板がありました。
2. Big Badlands Overlook
エントランスを入ってすぐの、ビッグ・バッドランズ・オーバールック (Big Badlands Overlook)からの一枚です。
浸食によりむき出しになった地層が、不思議な色味を持つ地形になっています。右奥に見える芝生もいい感じでした。
3. Door Trail
ビッグ・バッドランズ・オーバールックのちょっと先にドア・トレイル(Door Trail)があります。
舗装された道は途中までしかなく、そこから先は小さな看板を頼りに先に進みます。
ほかの観光客もいるときは大丈夫ですが、来た方角はきちんと覚えておいた方が無難です。
猿の惑星みたいな景色が広がっています。また崖になっているところでも、柵も何もないので滑りにくいハイキングシューズやトレッキングシューズをおすすめします。
4. Badlands Loop Road
公園内のメイン道路である Badlands Loop Road(SD-240)沿いにはたくさんの写真撮影ポイント(Over look)があります。
特に南側は平原と複雑な地形が見渡せるポイントがたくさんあるので、ちょくちょく立ち寄ってみることをおすすめします。
ただし売店や自販機はないので、夏に訪れる際は飲み水をたくさん持って行くことをおすすめします。
特にレンタカーで周遊される方は、ラピッドシティのウォルマート(Walmart)などで500mlの水24本が$3.5くらいで買えるので、車に積んで行くといいと思います。
またクーラーボックスなども安く買えて、ほとんどのホテルやモーテルに無料の製氷機が置いてあるので、荷台に積んでおけば冷たい水を飲むことができます。
5. Minuteman Missile Visitors Center
公園外の別の施設ですが、バッドランズの東側エントランスのすぐ近くにミニットマンミサイル国立史跡(Minuteman Missile Visitors Center)があります。
冷戦時代に建てられた大陸間弾道ミサイルの基地を見ることができます。
さくっと立ち寄ってミサイルに関するパネルや展示を見てみるのも良いと思います。
ちょっと見学してお土産を買う程度であれば、30分~1時間くらいあれば十分です。
マウントラシュモア
マウントラシュモアはラピッドシティからUS16を車で約30分ほど南下した場所にあります。
バッドランズ国立公園とあわせて行きたい国定記念物です。写真を撮るだけなら1時間も滞在すれば十分かと思います。
ただビジターセンターもかなり充実していて、建設中の映像や当時の大変さが伝わる資料などもたくさん展示されているため、じっくり見て回るのも楽しいと思います。
またお土産が結構かっこいいので、じっくり品定めしたいところです。
これだけは言っておきたいのですが、写真を撮るなら午前中か午後の早い時間帯をおすすめします。
私はそれを知らずに夕方に行ったら、全体的に日陰になってしまい微妙でした。悔しかったので次の日の午前中に行ったらいい感じで撮れました⇩。
公園の場所・入場料
公園の場所
バッドランズ国立公園はアメリカのサウスダコタ州にあります。
ラピッドシティが最寄りの都市です。
入場料
バッドランズ国立公園の入場料
車一台につき$20です。購入日より7日間有効です。
マウントラシュモアの入場料
車一台につき$10です。購入日より1年間有効です。
ホテル・宿泊施設
公園内にホテルはありません(キャンプ場はあります)。
多くの人はラピッドシティに泊まって車で訪れます。
私はエコノロッジ ラピッドシティに泊まりました。
8月上旬の繁忙期でしたが、2泊で1室$235・朝食付きでした(2018年8月)。
2人で泊まったので、1人あたり1泊6000円くらいでかなりリーズナブルだったと思います。
お部屋もそこそこきれいで、スタッフの対応も良かったです。
またI-90 のインターの近くにあるため、公園へのアクセスにも便利です。近くにガソリンスタンドやメキシコ料理屋もあります。
バッドランズへのツアー
HISやJTBはツアーは催行していないようです。
クラブツーリズムがバッドランズ国立公園に加えて、
- デビルズタワー国定公園
- クレイジーホース記念碑
- マウントラシュモア国立記念碑
- イエローストーン国立公園
- グランドティトン国立公園
などを周遊するツアーを催行しております。またVELTRAの現地ツアーもありますので、詳しくはこちらをご参照ください。
個人での行き方
ラピッドシティ(RAP)からI-90を東へ約120km 行き、131番出口を出ます。
北上すればミニットマンミサイル国立史跡に行くことができ、南下すればバッドランズに行くことができます。所要時間は約1時間半です。
ラピッドシティ(RAP)までは、東京からはアメリカン航空がダラスフォートワース経由で、デルタ航空がミネアポリス経由で就航しています。
お値段はだいたい13万円くらいです。
ラピッドシティ周辺には他にも、
- デビルズタワー国定公園
- ウインドケイブ国立公園
- カスター州立公園
などの見どころがたくさんあるので、レンタカーで周遊するのもいいと思います。
余談ですが、ラピッドシティにある、Kathmandu Bistroというインド・ネパール料理屋のバターチキンカレーとチーズナンがとにかくおいしいです。
私はラピッドシティに2泊しましたが、2回とも夕飯はここで食べました。
アメリカの食事に飽きてしまったら、ぜひどうぞ。
シーズン・服装・持ち物
冬はかなり冷え込むためあまりオススメはできません。
春秋も観光客の数は減るらしいので、夏(6~8月)が人気のシーズンのようです。
また日焼け対策は必須です。
日差しが強いので日焼け止めは必ず持参しましょう。
レンタカーで回る際はサングラスも必須です。
なお車を運転をしていてもかなり日焼けするので、ホテルで塗ってから出発しましょう。
ちなみに私は日焼け止めを塗ったうえで、アンダーアーマーをTシャツの下に着ていました。これで日焼けはかなり防げます。
また洗って乾きやすいので、ホテルに帰ってから石鹸で手洗いしても、次の日には乾きます。
近隣の国立公園
バッドランズ国立公園とあわせて行きたい、デビルズタワー国定公園やツアーに含まれているグランドティトン国立公園も紹介しております。
おすすめのガイドブック
ご存知の方も多いと思いますが、地球の歩き方 アメリカの国立公園が詳しく書いてあります。
有名な国立公園は全て含まれているので(アラスカを除く)、他の国立公園に旅行される際にも役に立ちます。
またレンタカーでの移動を検討されている方や、ロードトリップを計画されている方は、地球の歩き方 アメリカ・ドライブもおすすめです。
ドライブルートを決める際や、アメリカの道路標識や交通ルールについても説明されているので、手元にあると安心です。