- 英語を本格的に勉強しようと思い始めた方
- モチベーションが続かない方
- 社会人になって英語の必要性を感じ勉強を始めた方
・この記事の時点で社会人歴約9年
・アメリカの大学院に留学
・オーストラリア駐在
英語学習において一番重要なことは継続です。
あなたはちょっとしたコツを知るだけで、高い向上心とモチベーションを維持しつつ、英語学習を続けることができます。
本記事があなたの英語学習に役立てば幸いです。
英語学習でモチベーションを維持する方法3選
私が実践している『英語学習のモチベーションを維持するための3つの方法』はこちらです。
- 明確な目標と抽象的な夢を持つ
- 加点法の思考法で小さな成功体験を積み重ねる
- 悔しい思いをしたらすぐに行動する
これは、
- 10年以上英語を勉強し続け、
- 人には言えないくらいのTOEICの点数から、
- アメリカ大学院で修士を取得し、
- 半年に1本以上は英語で論文を投稿し、
- 国際学会などでプレゼンを行えるようになり、
- 海外に駐在できる
ようになる過程で、最も重要だと感じることです。
英語に限らず言語学習においては、スポーツや楽器の演奏、あなたが今やられている勉強や仕事と同じで、時間をかけて量をこなすことが必要不可欠です。
もちろん効率的な勉強法や多少の暗記力の個人差などはありますが、基本的には絶対的な量をこなせばこなすほどできるようになるものです。
明確な目標と抽象的な夢を持つ
『目標をきちんと設定することが大事』
このように自己研鑽系の記事や本を読んでいるあなたなら、一度は聞いたこともあるでしょうし、すでに実践されているかもしれません。
これだけでも素晴らしいことだと思いますが、私は目標と同時に『抽象的な夢』を持つ、つまり『進みたい方向性』をイメージすることが、長いスパンでモチベーションを維持する上では重要だと考えます。
英語学習は目標ではなく『手段』です。
英語の資格やスコアアップを目標にしている場合は、その目標を達成することで就職活動が有利に進められたり、海外の大学に留学したりできるでしょう。
しかしその目標の先には、
- ビジネスシーンで英語をバリバリ使えるようになりたい
- 海外の大学院を卒業してグローバルに働きたい
- 海外に住んでみたい
など、進みたい道があるはずです。
このように目標を達成した先にある将来を設定しないと、途中で向上心が途絶えてしまったり、燃え尽きてしまいモチベーションが下がったりします。
具体例を一つ紹介します。
アスリートやプロのスポーツ選手が、良い成績を残したり、金メダルをとったりしたときのコメントなどで、
『明日から気持ちを入れ替えて、また練習していきたいと思います』
『次の課題が見つかったので、今まで以上に自分に厳しくトレーニングに励みたいと思います』
などのコメントをよく耳にしますよね。
これは彼らが、
- できるだけ長く現役選手でいたい
- もっと強力なライバルが現れたとしても勝ちたい
- どんな状況であれできるだけ良い結果を残したい
といったような、目標とは別に抽象的な『夢』を持っているからです。
そのため彼らにとって、目標はあくまでも通過点であり、進みたい方向の中で『夢』に一歩でも近づくために日々努力をしているのです。
そんな自分に誇りを持ち、目標をクリアするごとに自信を手に入れ、その自信が新たな目標やモチベーションにつながり、高い問題意識と向上心で努力を継続できるようになるのです。
英語学習においても同じことが言えます。
あなたも『TOEICで〇〇点とる』や『英検〇級に合格する』といった明確な目標を持って勉強しているかもしれません。
それはとても素晴らしいことですが、5年、10年と学習を続けていくには、もう一歩踏み込んで、
- その目標をクリアした先にに何があるのか
- さらには英語を勉強することであなたの人生がどう豊かになるのか
という所まで考えて頂きたいと思います。
加点法の思考法で小さな成功体験を積み重ねる
モチベーションを維持する上で大切なことは、普段の学習において『加点法』の考え方を取り入れることです。
モチベーションが下がってしまう原因の一つが、
- 予定どおりに学習が進まなかったり、
- TOEICなどの試験で点数が思うように上がらなかったり
したときに、減点法的に自分を評価してしまうことです。
この減点法的な思考法により
- 「やっぱり英語のセンスがないのかな」
- 「このペースじゃいつ英語ができるようになるか分からない」
などと考えてしまい、挫折したり、学習をやめてしまうケースが多いとか思います。
これは日本の学校教育が生徒の成績をつけるために減点法を採用し、その考えが私たちに深く染みこんでしまっていることも原因と言えます。
特に忙しい社会人の方だと、今日は早く帰って勉強しようと思った日に限って夕方くらいに仕事が入ってしまい、家に帰るころには疲れ果てて、そのまま寝てしまうこともあるでしょう。
大学生の方でも、レポートや期末試験が忙しくなったり、ついついバイトやサークルを優先してしまい、勉強が予定どおりに進まないこともあるかと思います。
しかし先ほどの『明確な目標と抽象的な夢を持つ』でもお話しましたが、試験や学習の計画なども英語習得に向けた通過点に過ぎません。
日々の積み重ねが重要で、思い通りに行かないことも経験しつつ、一歩一歩前進できれはそれでいいのです。
なので本当に何もしない日をゼロとして、自分が実施したことをどんどん加点していきましょう!
例えばどうしても忙しいときには寝る直前に単語帳を開いて、単語を一つでも覚えるとか、通勤や昼休みにリスニングをしたらそれも加点していいでしょう。
こうすることで、
- 今日はめちゃめちゃ忙しかったけど英単語を一つ覚えた!
- 今週は英語を〇〇時間聞いた!
と思うことができ、逆に忙しい中でも勉強を続けている自分を肯定できるようになります。
また試験を受けて点数が上がらなかったときも、
- 土日に皆が遊びに出かけている中で自分は英語の試験を受けた!
- 勉強方法を考え直す機会を得ることができた!
のように考えるだけで、くじけずに次の行動につなげることができます。
このような加点法の思考が身につくと、小さなことでも成功体験として認識できるようになり、それが次の目標に向けたモチベーションへとつながっいきます。
『成功体験』と聞くと、
- 英検〇級に受かった
- TOEICで目標の点数が取得できた
など大きなことばかりイメージしがちですが、決して大きな成功体験である必要はありません。
例えば、
参考書を購入して1冊終わらせたることができたら、それは立派な成功体験です。
通勤中に英語のリスニングをすると決めて、その通りにできたらそれも成功体験です。
1週間の学習計画を立てて、それが少しでも実行されればそれも成功体験です。
余談ですが、この考え方は英会話の上達において顕著に現れます。
よく、
- リラックスを心がける
- 自信を持って話しかける
というようなことを耳にしますが、このような『リラックス』や『自信』は、結果的に得られるものであって、最初からできることではありません。
誰でも初めは緊張するし、上手くできるかわからないことに自信が持てないことは当然のことです。
しかし、
- 何度も挑戦をしていくうちに少しずつ成功体験を積み重ねることができ、
- その成功体験が自信になり、
- さらに回数を重ねることでリラックスして話せるようった。
これが真理です。
悔しい思いをしたらすぐに行動する
英語の学習において、悔しい思いをする機会があったら、すぐに行動を起こすようにしましょう。
『試験の点数が思うように上がらなかった』
『外国人と話す機会があったが思うように意図が伝わらなかった』
などいといろな種類の『悔しさ』があると思いますが、その『悔しさ』を一度棚上げしてしまうと、その感情は時間が経つにつれてどんどん薄れてしまいます。
つまり、その『悔しさ』を生かす機会を逃してしまうと、『できなかった』という体験だけが自分の中に残り、
- 次の行動を起こすにも腰が重たくなってしまったり、
- 開き直って逆に何もしなかったり
してしまうワケです。
そこで私が実践していることは『悔しい思いをしたらすぐに行動する』ことです!
TOEICの試験で語彙力が足りないと感じたときには、試験が終わった後に本屋さんに行き、単語集を買いました。
海外旅行に行って、リスニングが苦手だと感じた時には、帰りの空港でPodcastをダウンロードし、通勤の電車や昼休み中はかかさず英語を聞くようになりました。
はじめてTOEFLの試験を受けてスピーキングのパートが全然できなかった時は、帰りの電車の中で英会話学校を検索し、次の日には体験レッスンを申し込んでいました。
もちろん私も人間なので、TOEFLやGREの試験で頭が疲弊した日には、外に出て体を動かしたくなったり、居酒屋や焼き肉屋にいって気持ちをリセットすることもあります。
勉強や仕事から完全に離れたくなって、海外旅行にいくことだってあります。
ただし『悔しい』と感じたら、次の学習につながる行動を起こしたのちに、オフの時間をつくるようにしています。
あとに引けない状況をつくることで次の行動や目標が決まり、『失敗』を『成功体験』に変えていくことで、高い向上心を持って英語学習を続けることができます。
まとめ:継続は力なり
最後まで読んでいただきありがとうございました。
『モチベーションの維持』は英語学習において何よりも大切なことです。
本記事では、私が英語学習を10年以上続ける中で思う『モチベーション維持に有効な方法』を3つ紹介しました。
- 明確な目標と抽象的な夢を持つ
- 加点法の思考法で小さな成功体験を積み重ねる
- 悔しい思いをしたらすぐに行動する
私はこの方法で、今も英語学習を続けています。
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