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・2児の父(1歳と3歳)
- クルミ・ピスタチオ・カシューナッツ・アーモンドの健康効果を比較
- 1. 心血管疾患との関連(血圧やコレステロールにどう影響する?)
- 2. 抗酸化作用・アンチエイジング効果(老化防止にどれが効く?)
- 3. 糖尿病・血糖値コントロールへの影響
- 4. ダイエット・体重管理への影響
- 5. 栄養素の違い(ビタミン・ミネラル・脂質など)
- まとめ:どれを選べばいい?
- 参考文献など
- あわせて読みたい!
クルミ・ピスタチオ・カシューナッツ・アーモンドの健康効果を比較
ナッツ類は栄養価が高く、健康に良いとよく言われますが、種類によってその特徴や効果は異なります。
本記事では、特に人気の高い4種類のナッツ、クルミ・ピスタチオ・カシューナッツ・アーモンドについて、「健康に良い点」と「注意すべき点」を比較・解説します。
1. 心血管疾患との関連(血圧やコレステロールにどう影響する?)
クルミ(Walnuts)
健康に良い点
- LDLコレステロール(悪玉)をしっかり下げる効果が、複数の研究で証明されている
- 週2回以上の摂取で、心臓病のリスクが15〜23%も低下したという報告もあり
- オメガ3脂肪酸(ALA)が豊富で、血管の炎症を抑えたり血流を改善する
注意すべき点
- 欠点はカロリーが高め(1日ひとつかみ程度なら問題なし)で、酸化しやすい
アーモンド(Almonds)
健康に良い点
-
LDLコレステロールを下げ、HDLコレステロール(善玉)を維持・上げる効果がある
-
ビタミンEや植物ステロール、食物繊維がコレステロール吸収をブロック
-
血圧を下げる効果も報告されていて、動脈の柔軟性を改善する可能性もあり
注意すべき点
- 欠点はカロリーが高いため、食べすぎには注意。でも1日20〜30gならOK
ピスタチオ(Pistachios)
健康に良い点
-
血圧・中性脂肪・血糖値の改善効果が高いとされ、最近注目されている
-
HDLコレステロールを増やし、LDLを下げる研究もあり
-
L-アルギニンやカリウムが血管を広げ、血圧を下げる作用がある
注意すべき点
- 欠点は市販のものは塩分が多いこと。無塩タイプがおすすめ
カシューナッツ(Cashews)
健康に良い点
-
マグネシウムやオレイン酸により、血圧やコレステロールを改善する可能性がある
-
飽和脂肪がやや多めですが、その中のステアリン酸はコレステロールに悪影響はなし
注意すべき点
- 他のナッツほど強い改善効果は出ていないものの、悪化もしない=中立〜ややプラスの評価
2. 抗酸化作用・アンチエイジング効果(老化防止にどれが効く?)
クルミ(Walnuts)
健康に良い点
-
ポリフェノールがナッツで最も多い! 抗酸化力はトップクラス
-
エラグ酸(エラジタンニン)→腸内で「ウロリチンA」に変化 → 老化抑制の働きがあるとされている
-
ビタミンEの一種(γ-トコフェロール)も含み、体内の酸化ストレスを下げる
注意すべき点
- 欠点:皮を剥くとポリフェノールが減る、古くなると酸化しやすい
アーモンド(Almonds)
健康に良い点
-
α-トコフェロール(ビタミンE)を最も多く含む食品の一つ
-
LDLの酸化を防ぐ効果が証明されており、動脈硬化予防にもつながる
-
皮にはフラボノイド系ポリフェノールも含まれていて、ビタミンEとの相乗効果もある
注意すべき点
- 欠点:酸化しやすい(未開封・冷暗所保存が大事)
ピスタチオ(Pistachios)
健康に良い点
-
ルテイン・ゼアキサンチン(目を守るカロテノイド)が豊富に含まれている
-
ビタミンEの一種(γ-トコフェロール)やポリフェノールもあり、酸化LDLの減少が確認されている
-
加齢黄斑変性症や白内障のリスクを下げる可能性もあり
注意すべき点
- 欠点:ローストでやや栄養素が減るが、基本的には抗酸化力も高め
カシューナッツ(Cashews)
健康に良い点
-
抗酸化物質は少なめで、ポリフェノール含有量は最も少ないグループ
-
ただし、銅・亜鉛・セレンなどのミネラルが、体内の抗酸化酵素(SOD、GPx)の働きをサポートする
注意すべき点
- 欠点:皮がないので抗酸化物質はあまり期待できず、他のナッツよりは弱め
3. 糖尿病・血糖値コントロールへの影響
クルミ(Walnuts)
-
糖質が非常に少なく、GI値(血糖値の上がりやすさ)はほぼゼロ
-
さらに、**インスリンの効き目を良くする(インスリン感受性の改善)ことが観察されており、糖尿病予防に効果的
-
大規模研究では、週2回以上クルミを食べていた人は糖尿病リスクが24%低下したとの報告もある
アーモンド(Almonds)
-
血糖値の急上昇を抑える働きが非常に強い
-
食事にアーモンドを加えると、食後血糖値とインスリン分泌が減少することが複数の研究で確認されている
-
継続摂取でHbA1c(過去1〜2か月の平均血糖)を下げる効果もあるという報告もある
ピスタチオ(Pistachios)
-
血糖値の改善効果はナッツの中でもトップクラス
-
2型糖尿病や予備群の人が毎日ピスタチオを摂取すると、HbA1cの低下・空腹時血糖の減少・インスリン感受性の向上など、非常に多くの改善効果が報告されている
-
GI値も低く、安心して食べられるナッツ
カシューナッツ(Cashews)
-
糖質はナッツの中ではやや多め(1食分あたり炭水化物7〜9g)ですが、GI値は低く(約25)、血糖値はゆっくり上がる
-
摂取によってインスリン抵抗性が改善したという研究もあり、適量なら糖尿病にも悪影響はなし
-
甘い味付きカシューナッツは血糖値を上げやすいので注意
4. ダイエット・体重管理への影響
クルミ(Walnuts)
-
カロリーは高いが、食欲を抑える効果があり、体重は増えにくい
-
長期試験でも、クルミを毎日摂取しても体重は増加しなかったという報告が多数あり
-
腹持ちが良く、間食を減らす効果も
アーモンド(Almonds)
-
タンパク質・食物繊維が豊富で満腹感が強い
-
一部の研究では、アーモンドを取り入れたグループの方がより体脂肪が減ったという結果も
-
実際には全カロリーのうち20%ほどが吸収されず排出されるという研究もあり、思ったより太りにくい
ピスタチオ(Pistachios)
-
1個ずつ殻をむいて食べるため、食べすぎを防げる=「ピスタチオ・プリンシプル。
-
食物繊維・タンパク質のバランスが良く、減量中のおやつにも最適
-
ナッツの中では比較的カロリー控えめ(1食160kcal前後)
カシューナッツ(Cashews)
-
他のナッツより炭水化物がやや多く、食物繊維が少なめのため、満腹感がやや弱い
-
しかし代謝に関わるマグネシウムや鉄分が豊富で、間食の置き換えとして取り入れるのは効果的
-
甘いフレーバーのものは高カロリーになりがちなので注意
5. 栄養素の違い(ビタミン・ミネラル・脂質など)
ナッツ名 | 特に多い栄養素 | 特徴 |
---|---|---|
クルミ | オメガ3脂肪酸(ALA)、ポリフェノール、銅 | ナッツ唯一のオメガ3が豊富。抗炎症・心臓に◎ |
アーモンド | ビタミンE、食物繊維、カルシウム、マグネシウム | 美肌・骨・血管の健康に◎。抗酸化力も高い |
ピスタチオ | ビタミンB6、カリウム、ルテイン・ゼアキサンチン | 目の健康・血圧調整・代謝に貢献。栄養バランス◎ |
カシューナッツ | 銅、鉄、亜鉛、マグネシウム | 貧血予防・免疫力アップに◎。ミネラル豊富 |
まとめ:どれを選べばいい?
- クルミ: 心臓・脳・炎症対策に最強。魚を食べない人にもおすすめ
- アーモンド: 美容や糖尿病対策に最適。ビタミンE・食物繊維豊富
- ピスタチオ: ダイエット・糖質制限・血圧ケアにバランス良く使える万能ナッツ
- カシューナッツ: ミネラル補給に強く、味もなめらか。料理にも使いやすい
まとめ:日替わりやミックスで取り入れるのが理想的!
偏らずに少量ずつ(1日20〜30g)摂ることで、各ナッツの強みを活かした健康効果が得られます。
以上です!
参考文献など
Ros E. (2018). Circulation. "Walnut consumption and lipid profiles: a meta-analysis"
Aune D. et al. (2016). BMC Medicine. "Nut consumption and risk of cardiovascular disease"
Jenkins DJA et al. (2002). Metabolism. "Effects of almond supplementation on lipid profiles"
Sauder KA et al. (2020). The American Journal of Clinical Nutrition. "Pistachios and blood pressure control"
Bolling BW et al. (2011). Journal of Nutrition. "Tree nut phytochemicals: Composition, antioxidant capacity"
Smeriglio A. et al. (2017). Nutrients. "Polyphenols and health: walnut polyphenols and urolithins"
Sabate J et al. (2005). Free Radical Research. "Almond skin polyphenols and vitamin E synergy"
Kay CD et al. (2012). The Journal of Nutrition. "Pistachio antioxidants and oxidative stress biomarkers"
Pan A. et al. (2013). Journal of Nutrition. "Nut consumption and type 2 diabetes risk"
Kendall CWC et al. (2011). European Journal of Clinical Nutrition. "Almonds and glycemic control"
Gulati S et al. (2014). European Journal of Clinical Nutrition. "Pistachios and HbA1c reduction in type 2 diabetics"
Jalali M. et al. (2021). Diabetes & Metabolic Syndrome. "Cashew nut intake and insulin resistance"
Flores-Mateo G. et al. (2013). Obesity Reviews. "Nut consumption and body weight"
Wien M et al. (2003). International Journal of Obesity. "Almonds vs complex carbs in weight loss"
Li Z et al. (2010). Journal of the American College of Nutrition. "Pistachios and BMI reduction"
Asbaghi O et al. (2021). Critical Reviews in Food Science and Nutrition. "Cashew nut intake and weight outcomes"
USDA FoodData Central. (2023). Nutrient Database: Almonds, Walnuts, Pistachios, Cashews (https://fdc.nal.usda.gov)
Institute of Medicine (IOM). Dietary Reference Intakes (DRIs) Tables
Griel AE et al. (2008). The Journal of Nutrition. "Fatty acid profiles of tree nuts"
Vinson JA. et al. (2012). Food & Function. "Polyphenol and antioxidant content of nuts"
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