どうも、30代/男性/既婚/子持ち/による育児応援ブログです!
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- そもそも揚げ物はなぜ体に悪いのか?
- 1. オメガ3脂肪酸とは?
- 2. オメガ3脂肪酸が体に良い理由
- 3. オメガ3を多く含む食品10選
- 4. オメガ3を効果的に摂取する方法
- 5. 補足|オメガ3が酸化しやすい理由
- まとめ:酸化に注意!
- 参考文献など
- あわせて読みたい!
そもそも揚げ物はなぜ体に悪いのか?
オメガ3脂肪酸は、体に必要不可欠な必須脂肪酸であり、心血管の健康維持、脳機能の向上、炎症の抑制など、さまざまな健康効果を持つことで知られています。
しかし、なぜオメガ3が体に良いのか、どのような食品に多く含まれるのか、どのように摂取すれば効果的なのかを理解している人は意外と少ないかもしれません。
本記事では、オメガ3脂肪酸の種類、健康効果、最適な摂取方法について解説します。
1. オメガ3脂肪酸とは?
オメガ3脂肪酸は、多価不飽和脂肪酸の一種で、以下の3種類があります。
種類 | 主な食品源 | 体内での働き |
---|---|---|
EPA(エイコサペンタエン酸) | サバ、イワシ、サーモン | 抗炎症作用、血液をサラサラにする |
DHA(ドコサヘキサエン酸) | マグロ、カツオ、サーモン | 脳機能向上、目の健康維持 |
ALA(α-リノレン酸) | 亜麻仁油、チアシード、クルミ | 体内で一部がEPA・DHAに変換される |
2. オメガ3脂肪酸が体に良い理由
2.1. 心血管疾患のリスクを低減する
オメガ3脂肪酸は、血液をサラサラにし、血栓を防ぎ、動脈硬化を抑制する効果があります。
効果
- 血圧を下げる
- 悪玉コレステロール(LDL)を減らし、善玉コレステロール(HDL)を増やす
- 心筋梗塞や脳卒中のリスクを低減
2.2. 炎症を抑え、関節や免疫機能を改善する
オメガ3は抗炎症作用があり、関節炎や慢性疾患のリスクを軽減します。
効果
- 炎症を抑え、関節リウマチや自己免疫疾患の症状を軽減
- 喘息やアレルギー反応の抑制
- 慢性疾患(糖尿病、がん、アルツハイマー病など)のリスク低下
2.3. 脳の健康を維持し、認知機能を向上させる
DHAは脳の主要な脂肪酸であり、認知機能の向上やアルツハイマー病の予防に重要です。
効果
- 記憶力や集中力を向上
- アルツハイマー病や認知症のリスクを軽減
- うつ症状やストレス軽減に貢献(セロトニンの働きをサポート)
2.4. 目の健康を守る(DHAの重要性)
DHAは網膜の主要成分であり、視力の維持やドライアイの改善に役立ちます。
効果
- 加齢による視力低下を防ぐ
- ドライアイ症状を軽減する
- 光による目のダメージを軽減
2.5. 肝臓の健康を保ち、脂肪肝を予防する
オメガ3は脂肪の蓄積を抑え、脂肪肝を予防することが報告されています。
効果
- 脂肪肝を防ぐ
- 肝臓の炎症を抑える
- 血中中性脂肪を減少させる
2.6. 筋肉の合成を促進し、運動パフォーマンスを向上させる
オメガ3脂肪酸は筋肉合成を促し、運動後の回復を助ける効果があります。
効果
- 筋肉の成長を促進し、筋力を向上
- 運動後の筋肉疲労を軽減
- 運動パフォーマンスの向上
3. オメガ3を多く含む食品10選
EPA・DHAは青魚、ALAは植物油・ナッツ類に多く含まれています。
- サバ
- イワシ
- サーモン
- マグロ
- 亜麻仁油
- チアシード
- クルミ
- えごま油
- 海藻類
- オメガ3強化卵
4. オメガ3を効果的に摂取する方法
オメガ3脂肪酸を効果的に摂取するには、まず魚介類を週に2〜3回食べることが推奨されます。
特に、揚げ物ではなく、刺身や蒸し料理、煮物など低温調理を活用することで、オメガ3の酸化を防ぎながら健康効果を最大限に引き出すことができます。
また、亜麻仁油やチアシード、えごま油をサラダやスムージーに加えて摂取するのも良い方法です。
これらのオイルは酸化しやすいため、直射日光を避け、冷暗所で保存することが重要です。
さらに、オメガ3脂肪酸の吸収率を高めるためには、ビタミンEを多く含む食品と一緒に摂取することが効果的です。
例えば、ナッツや緑黄色野菜をオメガ3が豊富な食事に加えることで、酸化を防ぎながら健康効果を強化できます。
5. 補足|オメガ3が酸化しやすい理由
オメガ3脂肪酸(特にEPA・DHA)は、多価不飽和脂肪酸のため非常に酸化しやすいという性質を持っています。
そのため、高温での加熱調理(揚げ物・炒め物・グリルなど)によって、酸化が進み、健康効果が低下する可能性があります。
酸化のメカニズム
- オメガ3脂肪酸には二重結合が多く含まれており、高温・酸素・光の影響を受けやすい
- 加熱温度が高いほど、酸化が進行し、過酸化脂質(有害な酸化産物)が発生
- 酸化されたオメガ3脂肪酸は、本来の抗炎症作用が失われ、逆に炎症を引き起こす可能性がある
高温調理時の影響
調理方法 | 温度(℃) | 酸化リスク | オメガ3の推奨度 |
---|---|---|---|
揚げる(フライ) | 170〜200℃ | 非常に高い | ❌ 推奨しない |
炒める(ソテー) | 120〜180℃ | 高い | ⚠️ 短時間ならOK |
焼く(グリル・オーブン) | 150〜220℃ | 中〜高 | ⚠️ 低温で短時間ならOK |
蒸す | 100℃以下 | 低い | ✅ 最適 |
煮る(スープ・鍋) | 100℃以下 | 低い | ✅ 最適 |
生食(刺身・サラダ油として) | - | なし | ✅ 最高 |
- 揚げ物や長時間の焼き調理は、オメガ3の酸化を促進します
- 蒸す・煮るなどの100℃以下の調理法なら、オメガ3の酸化を最小限に抑えられます
酸化を防ぐ方法
- 低温調理を選ぶ(蒸す・煮る・軽くソテー)
- 直射日光を避け、遮光瓶で保存する(特に亜麻仁油・えごま油)
- ビタミンEと一緒に摂る(抗酸化作用で酸化を防ぐ → アーモンド・ナッツ・緑黄色野菜と組み合わせる)
- 酸化しにくい油と併用する(オリーブオイルなどの安定した油と組み合わせる)
まとめ:酸化に注意!
オメガ3脂肪酸は、心血管の健康、脳機能向上、炎症の抑制、目の健康維持に重要な役割を果たす必須脂肪酸です。
特にEPA・DHAは魚介類、ALAはナッツや植物油に豊富に含まれています。
適切な調理方法や保存方法を意識しながら、週に2回以上の魚の摂取や、ナッツや種子類を活用することで、オメガ3の健康効果を最大限に引き出すことができます。
健康を維持するために、オメガ3を意識的に摂取しましょう!
以上です!
参考文献など
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Aung, T., et al. (2018). Associations of Omega-3 Fatty Acid Supplement Use With Cardiovascular Disease Risks. JAMA Cardiology, 3(3), 225-234.
Calder, P. C. (2020). Omega-3 Fatty Acids and Inflammatory Processes: From Molecular Mechanisms to Clinical Applications. Annual Review of Nutrition, 40, 85-110.
Cleland, L. G., et al. (2006). Omega-3 fatty acids for arthritis treatment: Promise and controversy. Rheumatology, 45(2), 146-165.
Yurko-Mauro, K., et al. (2010). DHA and cognitive function in aging and Alzheimer’s disease. Alzheimer’s & Dementia, 6(6), 456-464.
Freund-Levi, Y., et al. (2006). Omega-3 Fatty Acid Treatment in Alzheimer's Disease. Archives of Neurology, 63(10), 1402-1408.
SanGiovanni, J. P., & Chew, E. Y. (2005). The role of omega-3 long-chain polyunsaturated fatty acids in health and disease of the retina. Progress in Retinal and Eye Research, 24(1), 87-138.
Miljanovic, B., et al. (2005). Dietary omega-3 fatty acids and dry eye syndrome. American Journal of Clinical Nutrition, 82(4), 887-893.
Gladyshev, M. I., et al. (2006). Effect of Cooking on the Content of Essential Polyunsaturated Fatty Acids in Fish. Journal of Food Science, 71(7), C510-C515.
Effects of different cooking methods on the content of n-3 polyunsaturated fatty acids in fish. Food Chemistry, 200, 247-252.
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