Bond はアパートの契約時に敷金のような位置づけとして支払うもので、ほとんどの場合1か月分の家賃と同じ金額です。
日本のアパートですと、敷金からクリーニング代や鍵の交換費用が差し引かれるため、戻ってくる金額はわずかな場合が多いですが、オーストラリアでは基本的には全額戻ってきます。
本記事では、私がオーストラリアのアパートを退去した際に、『Bond を全額取り戻した体験談』について共有したいと思います。
アパートの退去時にBond を全額取り戻した体験談
まず、アパートの退去から、Bond が銀行口座に振り込まれるまでの流れは以下の通りです。
- 退去日を決める
- 鍵を返す
- Bondの払い戻し請求をする
- 業者によるクリーニング
- 不動産屋さんによるチェック
- Bondの払い戻しに不動産屋さんが合意する
- Bondが銀行口座に振り込まれる
1. 退去日を決める
2. 鍵を返す
ところまでは、日本のアパートを退去する流れと同じです。
4. 業者によるクリーニングから
6. Bondの払い戻しに不動産屋さんが合意する
流れにつきましては、不動産屋さんにより多少の違いはあるかもしれません。
以下では3. Bond を請求してから、7.Bond が銀行口座に振り込まれるまでの体験談について紹介します。
3. Bondの払い戻しを請求する
Bondの払い戻し請求は、Residential Tenancies Bond Authority (RTBA)というサイトから行います。
URLはこちら:Home Page - RTBA Online
Bond Number と Family name を入力すると Bond Summary が表示され、Bond で支払った金額などが表示されます。
払い戻しを請求したい場合は、Refund this bond のタブから進みます。
あとは画面の指示に従って必要事項を入力するだけです。
Bond Number は、通常であればBond を支払った際にRTBAからメールで知らされますが、何らかの理由により知らされないケースもあります。
その際は、Forgot your bond number のタブから、
- Email Address
- Family Name
- Postcode
を入力すれば、Bond number をメールで知らせてくれます。
(私がこのパターンでした)
4. 業者によるクリーニング
鍵を返したあと、業者によるクリーニングが入りました。
不動産屋さんにクリーニングを依頼することもできますが、自分で業者を手配することもできました。
不動産屋さんのクリーニング代は固定レートなので、別の業者を上手く手配できれば、安く済むかもしれません。
しかし、自分でクリーニング業者を手配する場合、
- 信頼性のある業者を選ぶこと
- レシートのコピーを不動産屋さんに送付すること
など、いろいろと条件があったので、不動産屋さんに依頼することにしました。
2ベッド・2バスルームのクリーニングで、計700ドルでした。
安くはない出費でしたが、バスルームや家具の隅など、掃除は全くせずに退去できたので、体力・時間的には楽でした。
5. 不動産屋さんによるチェック
クリーニングが終わったのち、不動産屋さんによる部屋のチェックが入ります。
この際に、大きな破損や通常のクリーニングでは落とせないような汚れが見つかった場合は、Bond から修理費などが差し引かれてしまいます。
私もガムテープを壁からはがしたときに、壁紙が一部取れてしまった箇所がありましたが、それは大丈夫でした。
なお、日本のアパートでも当てはまることですが、壁に穴をあけてしまうと破損に該当し、修理費を請求されることもあるようなので注意しましょう。
6. Bondの払い戻しに不動産屋さんが合意する
大きな破損もなく、追加の修理やクリーニングが必要でない場合は、請求したBond の払い戻しに不動産屋さんが合意する流れとなります。
合意したことを知らせるメールなどは送られてこないので、ひたすら待つのみでした。
7. Bondが銀行口座に振り込まれる
後日、無事に指定した銀行口座に Bond が払い戻されました。
予想より早く、業者によるクリーニングから1週間程度で振り込まれていました。
1,825ドル戻ってきたので、結構大きいですよね。
以上です。
少しでも参考になれば幸いです!
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