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アメリカ留学準備ガイド:何から始めればいいの?【徹底ガイド】

 

 

  • アメリカ留学に興味を持っているが、何から準備を始めれば良いかわからない方へ

  • 初めての留学準備で手順やポイントを知りたい大学生・社会人の方へ

  • 忙しい中でも効率的にアメリカ留学の計画を立てたい方へ

 

 

本記事では、日本の大学生や社会人がアメリカ留学準備を開始する際に押さえておくべきステップを解説します。

 

目標設定から英語試験対策、学校選び、資金計画、出願スケジュール、ビザ取得まで、順を追って準備プロセスを紹介します。

 

各段階で役立つツールやサービス(語学試験対策ツール、書類の翻訳サービス、保険、航空券検索サイトなど)も情報提供いたしますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

アメリカ留学準備ガイド:何から始めればいいの?【徹底ガイド】

この記事の主なステップ一覧:

  • 留学の目的・ゴールを明確にする – なぜ留学するのか、留学で何を得たいのかを整理する。
  • 情報収集を始める – 留学全体像や必要事項を把握するために資料やウェブで調べる。
  • 英語力の向上と言語試験の準備 – TOEFLやIELTSなどの語学試験対策、英会話練習を進める。
  • 希望大学・プログラムのリサーチ – 留学先の大学やプログラムを比較検討し、出願先候補を絞る。
  • 留学費用の計画と資金準備 – 学費・生活費を試算し、奨学金情報や資金調達方法を検討する。
  • 出願スケジュールの計画と書類準備 – 出願締切から逆算し、必要書類(エッセイや推薦状等)を準備する。
  • ビザ申請と渡航準備 – 学生ビザ取得の手続きを行い、渡航前の保険加入や航空券手配を済ませる。
 

1. 留学の目的・ゴールを明確にする

まず最初に取り組みたいのは、「留学の目的やゴールを明確にする」ことです。闇雲に準備を始める前に、 「なぜアメリカに留学したいのか」「留学を通じて何を実現したいのか」「留学後に自分はどう成長してい たいのか」を整理しましょう。 これは留学全体の計画を立てる土台となります。目的が明確になれば、留 学の種類や期間、プログラム選びもスムーズになりますし、準備のモチベーション維持にも繋がります。

  • 留学の種類を検討する: 目的に応じて、語学留学、大学・大学院留学、交換留学など選択肢が変わり ます。例えば「英語力を伸ばしたい」が主目的であれば語学学校や短期留学も選択肢ですし、「専門 分野の学位取得」や「キャリアアップ」が目的なら大学や大学院への正規留学が適しています。
  • 目標設定の具体例: 「TOEFLで〇点取得し、全米トップ50の大学院MBAに合格したい」や「アメリカ の〇〇大学でコンピュータサイエンスを学び、帰国後にIT業界で活躍したい」等、できるだけ具体的 な目標を立ててみましょう。目標が具体的であるほど、後の準備計画も立てやすくなります。

豆知識: 日本学生支援機構(JASSO)も「充実した留学生活を送るための第一歩は、自身の目標・目的・学びたいことを整理して計画を立てること」だと強調しています。まずはあな た自身の留学の軸(Why/What/How)をはっきりさせることが成功への近道です。

 

2. 情報収集を始める

目的が定まったら、次にすべきは情報収集です。留学を成功させるための第一歩は徹底した情報収集と言って も過言ではありません。具体的には以下のような情報を集めましょう。

  • 全体的な留学プロセスの把握: アメリカ留学に必要な手続きの全体像を把握します。出願準備の流れ (試験→学校選定→書類準備→出願→ビザ等)や必要な期間について調べておきます。特にアメリカ 大学への正規留学の場合、出発の約1年半前から準備を始めるのが望ましいとされています。早め に動き出すに越したことはありません。
  • 信頼できる情報源の活用: 留学経験者のブログ、JASSOなど公的機関の留学情報サイト、大学の公式 サイト、留学エージェントの無料セミナーや説明会など、様々な情報源を活用しましょう。例えば留学ジャーナルの発行するガイドブック『学生・社会人のための大学・大学院留学徹底ガイド(別 冊)』には、有名大学の紹介や必要なTOEFLスコア、奨学金情報など網羅的な情報が掲載されてお り、初期段階の全体把握に役立ちます。まずはこうした資料やサイトで「留学とは何か」「どん な選択肢があるか」をざっと把握しましょう。
  • 留学経験者や専門家への相談: 可能であれば、アメリカ留学経験者の話を聞いたり、留学カウンセラー に相談したりするのも有益です。実体験に基づくアドバイスから、準備段階で気を付けるべきポイン ト(例えば「もっと早く○○しておけば良かったこと」など)を知ることができます。

情報収集は今後の計画の精度を高めてくれます。特に初めての留学準備では不明点も多いと思いますので、 この段階で疑問点をリストアップし、次のステップ以降で一つ一つ解決していくつもりで進めましょう。

 

3. 英語力の向上と言語試験の準備

アメリカ留学には英語のスコア提出がほぼ必須です。大学・大学院留学であれば通常、TOEFLまたはIELTSと いった英語能力試験のスコア提出が求められます。まずは目標とする大学がどの程度のスコアを要求しているか確認しましょう。一般的な目安として、中堅レベルの大学ではTOEFL iBTで80点以上、トップレベルの 大学では100点以上のスコアが必要と言われます。学校によっては条件付き合格(スコアが基準未達でも 仮合格後に英語研修を課す制度)がある場合もありますが、多くの大学では最低基準をクリアすることが合 格の前提となります。

 

このステップで取り組むこと:

  • 語学試験の種類と戦略を決める: TOEFL iBTとIELTSどちらを受けるべきか、あるいは大学院留学の場 合はそれに加えてGREやGMATが必要かなどを確認します。アメリカの大学(学部課程)ならTOEFLが 一般的ですが、一部IELTSも認められます。大学院志望者は専攻によってGRE(理工・文系大学院)や GMAT(MBA志望者)も求められるので早めに確認しましょう。
  • 勉強計画の立案: 現在の英語力と目標スコアとの差を把握し、試験日までの勉強計画を立てます。例え ば「半年でTOEFL20点アップ」のように期間と目標点を設定し、月単位で課題(単語強化、模試受験 etc.)を組み込みます。おすすめは公式教材や信頼できる問題集での学習です。TOEFLならETS公式ガ イドや過去問、日本語解説書などを活用しましょう。加えてオンライン講座や対策スクールの利用も 効果的です。
  • 英会話力の強化: スピーキングやリスニング力向上のため、オンライン英会話サービス(例:レア ジョブ、DMM英会話など)を活用するのも良い方法です。ネイティブまたは英語を日常的に使う講師 とのレッスンは、試験対策のみならず留学後の実践的な英会話力向上にも役立ちます。忙しい社会人 でも1レッスン25分程度から受講できるので、スキマ時間に継続しやすいでしょう。
  • 試験申し込みと受験の計画: TOEFLやIELTSは年間を通じて複数回受験できますが、席に限りがあるた め希望日に受験できないこともあります。渡航約1年前までに目標スコアを取得することを目標に、余 裕を持って受験計画を立てましょう。仮にスコアが伸び悩んだ場合でも再挑戦できるよう、早め早め の受験がおすすめです。

ワンポイント: 英語試験対策は「継続は力なり」です。公式によれば、TOEFLなどのスコアは しきい値を超えないと合格は難しいですが、あまりに試験勉強ばかりに集中しすぎると他 の準備が疎かになる恐れもあります。バランスを取りつつ、計画的に取り組んでください。

 

4. 希望大学・プログラムのリサーチ

英語の勉強と並行して、どの大学・プログラムに出願するかの検討を進めましょう。アメリカには多数の大 学・大学院がありますので、最初は情報が多すぎて迷うかもしれません。しかしここでしっかりリサーチし て志望校の絞り込みを行うことで、後の出願準備が効率化します。

学校選びで注目したいポイント:

  • 専攻・プログラムの内容: 自分の学びたい専攻分野が強い大学か、カリキュラムや教授陣の魅力はどう かを調べます。各大学の公式サイトでプログラム内容やシラバス、研究内容を確認しましょう。大学 発信の情報が最も正確ですので、公式サイトのAdmissions(入学案内)ページDepartment(学 部/学科)ページは熟読する価値があります。
  • 入学要件: 学部留学なのか大学院留学なのかで要件は異なります。学部留学の場合は高校の成績や SAT/ACT(必要な場合)、大学院留学なら学部の成績(GPA)や前述の英語試験・GRE/GMATスコア、 エッセイ・推薦状など、多岐にわたります。志望校ごとの出願要件と締切日を一覧にして整理してお くと便利です。例えばある大学院では「TOEFL 100点以上・GRE必須・締切12月1日」のように条件が 設定されていますので、それを満たす準備が必要になります。
  • 費用と奨学金: 学費や奨学金制度も大学によって差があります。私立大学は学費が高い傾向にあります が、その分奨学金やTA(ティーチングアシスタント)など経済支援制度が充実しているケースもあり ます。公立大学(州立大学)は州外・留学生には割高な授業料設定ですが、比較的学費自体は私立よ り低めです。各大学の費用ページやFinancial Aid(学生支援)ページで留学生向け奨学金の有無も確 認しましょう。
  • 立地と環境: 都会か地方か、治安、気候、日本人コミュニティの有無など生活面の情報も大切です。勉 強に集中できる環境か、自分に合った気質の土地かどうかも考慮しましょう。例えば、「勉強に集中 したいから静かな大学町が良い」等の希望がある場合、その条件に合う大学を選ぶことになります。

情報収集ツール: ランキングサイト(Times Higher EducationやUS Newsなど)も参考になりますが、ランキングだけに拘らず自分の目的に合った大学かを重視してください。前述の『留学ジャーナル徹底ガイド』などの資料では主要大学の特徴が一覧できます。また留学エージェントが提供する大学情報データベースや説明会も活用すると良いでしょう。

豆知識: 「アメリカ大学院留学コンサルティング」など留学サポートサービスでは、大学選び から出願準備までサポートしてくれるプランもあります。自己リサーチに不安がある場合、プロの力を借りる選択肢も検討できます。

 

5. 留学費用の計画と資金準備

費用面の計画も早い段階で着手しておきましょう。アメリカ留学には学費・生活費・渡航費など多くのコストが伴います。事前に大まかな必要予算を算出し、資金繰りの計画を立てることが大切です。

  • 学費の概算: 志望校の年間授業料を調べます。大学公式サイトにTuition & Fees情報が載っていますので、1年間の学費とその他諸費用(学生費、保険料など)を確認しましょう。大学や専攻によって差がありますが、目安として州立大学で年間約2~3万ドル、私立大学で約5万ドル以上の授業料がかかる場合があります。
  • 生活費の概算: 留学先の地域によって生活費も異なります。ニューヨークやサンフランシスコなど大都市では家賃を含む生活費が高く、地方都市や大学町では比較的抑えられることもあります。家賃、食費、交通費、教科書代、雑費などを含め、年間で1万~1.5万ドル程度を見積もる人が多いです(地域により上下します)。大学が提供する生活費見積も参考になります。
  • 奨学金・ローンの検討: 資金調達手段として、日本政府や民間財団の奨学金、大学独自の奨学金、教育ローンなどを調べてみましょう。JASSOや文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」など給付型奨学金制度、民間のローン・留学支援基金など様々な選択肢があります。奨学金は申請に時間がかかったり競争率が高かったりするため、早めに応募要件や締切を確認し準備することが必要です。
  • 自己資金計画: 奨学金等が得られない場合に備え、自分や家庭からの拠出計画も考えておきます。留学開始までにどのくらい貯金できるか、不足分は教育ローン利用も視野に入れるか、といった現実的なプランが必要です。特にアメリカ学生ビザ(F-1ビザ)取得には、留学期間中の生活費・学費をまかなえる十分な資金があることを証明する書類(銀行残高証明等)の提出が求められます。そのためにも事前に資金計画を明確にしておくことが重要です。
  • 費用節約の工夫: 例えば渡航時期をずらして航空券を安く手配する、都市部ではなく郊外の大学を選ぶ、初年度はコミュニティカレッジ(学費低め)から始めて後に4年制大学に編入する、など費用を抑える工夫も検討しましょう。 クレジットカード付帯保険の活用や、現地の学生寮を利用することで生活コストを下げることも可能です。

資金計画は留学の実現可能性に直結する重要事項です。不安な場合はファイナンシャルプランナーや留学カウンセラーに相談してみるのも良いでしょう。費用面の不安をクリアにしておくことで、安心して学業に集中できます。

 

6. 出願スケジュールの計画と書類準備

志望校が決まり、必要スコアや資金の見通しが立ったら、いよいよ出願準備段階です。まず各志望校の出願締切日(Deadline)を確認し、それに間に合うよう逆算してスケジュールを組みます。アメリカの大学(秋 入学の場合)、出願締切は前年12月~翌年1月頃に設定されていることが多いです。例えば2026年秋 から入学したい場合、2025年の年末〜2026年1月が出願期限となるケースが一般的です。志望校ごとに締切 が異なるので注意してください。

スケジュール策定のポイント:

  • 出願締切から逆算: 例えば締切が12月1日の大学なら、少なくとも11月中旬までにすべての書類を用意 しオンライン出願を完了させる計画にします(予期せぬトラブルに備え、早めに提出するのが理想です)。

主な準備項目とタイムライン例:

  • 1年前(前年秋~冬): TOEFL/IELTS/GREなど必要試験の完了。志望校リスト確定。教授や上司への推薦状依頼開始。エッセイ構想練り開始。
  • 8~6か月前(出願年春): 志望校の出願要項最終確認。英文成績証明書・卒業証明書の発行を大学に申請(英文証明書の発行には時間がかかるため早めに!)。エッセイ下書き作成、履歴書ドラフト作成。推薦者に具体的依頼と情報提供。
  • 5~3か月前(出願年夏): エッセイの推敲・ブラッシュアップ(可能なら英語ネイティブのチェックを受ける)。履歴書完成。推薦状(英語)のドラフトを推薦者に提供(必要ならこちらで下書きを用意し、推薦者に修正・署名いただく)。志望校オンライン出願フォームの登録開始。必要情報の入力準備。
  • 2~1か月前(出願直前): 志望理由エッセイ最終版完成。すべての必要書類(試験スコア送付、成績証明書、卒業証明書、履歴書、エッセイ、推薦状など)が揃っているかチェックリストで確認。出願料の支払い手段(クレジットカード)確認。オンライン出願システムに書類アップロード&必要事項入力。締切より数日前までに提出ボタンを押す。各志望校に正式出願完了。

一般的に提出を求められる書類:

  • 語学試験スコア: TOEFLやIELTSの公式スコア(大学院の場合は加えてGRE/GMATスコア)
  • 学業成績証明書(英文): 在学中/卒業大学から発行された英語版の成績証明書
  • 卒業証明書または在学証明書(英文): 最終学歴の卒業(見込み)を証明する書類の英語版
  • 履歴書(英文): 学歴・職歴・資格などをまとめたCV/レジュメ
  • エッセイ(志望動機書): 志望理由や将来目標を述べる英文エッセイ(Personal StatementやStatement of Purposeと呼ばれます)
  • 推薦状: 教授や職場上司などからの推薦状(通常2〜3通。大学院出願では3通求められることが多いです)

これらの書類は英語で用意する必要があります。大学発行書類以外(履歴書・エッセイ・推薦状)は基本的 に自分で作成します。英文履歴書やエッセイは初めてだと難しく感じますが、テンプレートや過去の合格者 の例文がネット上にありますし、留学エージェントの添削サービスや英文校正サービスを利用する手もあり ます。推薦状については、依頼する先生や上司の負担を減らすためドラフト(下書き)を自分で準備し、そ れをベースに署名いただくケースも少なくありません。

 

英文証明書の発行に注意: 在籍大学や卒業大学から取り寄せる英文の成績証明書・卒業証明書は、発行申請から入手までに数週間かかる場合があります。余裕を持って手続きを開始しましょう。特 に卒業生の場合、大学によっては郵送申請が必要だったり手数料支払い・返信用封筒の用意が必要 だったりします。「まだ時間がある」と後回しにしていると発行が締切に間に合わない!という事態 にもなりかねませんので要注意です。

 

最後にオンライン出願システムの操作にも時間を割きましょう。多くの大学はWeb上でアカウントを作り出 願フォームに入力・書類アップロードを行います。入力項目が多く、一度では完了しないこともありますの で、締切直前に慌てないよう早めにアカウント登録だけでもしておくと安心です。

 

7. ビザ申請と渡航準備

無事に大学から合格通知を受け取ったら、喜びも束の間、出発前の手続きを速やかに進めましょう。最重要 なのは米国学生ビザ(F-1ビザ)の取得です。合格した大学からは入学許可書にあたるForm I-20が発行され ます。このI-20を受け取ったら、速やかにビザ申請手続きに取り掛かります。

 

ビザ申請の主な流れ:

  • SEVIS登録と費用支払い: I-20に記載されたSEVIS番号を使い、Student and Exchange VisitorInformation System (SEVIS)に登録します。SEVIS費用(I-901 Fee)をオンラインで支払い、支払い証明書を取得します。
  • ビザ申請書(DS-160)のオンライン入力: アメリカ大使館・領事館の指定するオンラインフォーム(DS-160)にアクセスし、必要事項を英語で入力します。入力後に確認ページを印刷できるので手元に保存します。
  • 面接予約: 米国大使館または指定領事館でのビザ面接日時を予約します。東京(大使館)や各地の米国総領事館(大阪・札幌・福岡・那覇※)で面接可能です。希望日が埋まっていることもあるので早めに予約しましょう。
  • 必要書類の準備: ビザ面接に持参すべき書類を揃えます。一般的にはパスポート(残存有効期限に注意)、DS-160確認ページ、SEVIS支払い証明、I-20原本、入学許可通知書、財政証明書(銀行残高証明など)、証明写真(5×5cm)、そして面接予約確認書などが必要です。財政証明は、I-20に記載された必要資金を十分に所持していることを示すための銀行残高証明等を指します。書類の最新リストは在日米国大使館の案内ページで確認してください。
  • ビザ面接を受ける: 予約した日時に大使館/領事館へ行き、面接官との質疑応答を受けます。質問内容は「米国で何を学ぶのか」「誰が費用を負担するのか」「修了後の計画」などが中心です。落ち着いて率直に答えましょう。必要書類が揃っており特に問題がなければ面接は数分で終わり、その場で合否は告げられず後日パスポートが郵送返却されます。
  • ビザ取得: 面接通過後、あなたのパスポートにF-1ビザが貼付され返送されてきます。手元に届いたパスポートのビザ記載内容を確認し、間違いがないかチェックしましょう。

 

渡航準備もビザ申請と並行して進めます。

 

主なチェック事項:

  • パスポート残存期限: パスポートの有効期限が留学予定期間+6か月以上あるか確認。足りない場合は早めに更新しましょう。
  • 航空券の手配: 渡航日程が決まったら航空券を予約します。出発日はオリエンテーション開始日に間に合うよう逆算します(大学によりますが授業開始1週間ほど前に留学生向けオリエンテーションがあることが多いです)。格安航空券検索サイト(スカイスキャナーなど)や旅行代理店を利用し、なるべく費用を抑えましょう。留学開始時期(8〜9月)は繁忙期のため、早めの予約がおすすめです。
  • 住居の確保: 学生寮に入る場合は大学の指示に従って契約を進めます。学外に住む場合は、一時的な滞在先(ホテルやAirbnbなど)を確保し、到着後に現地でアパート探しを行うのが一般的です。大学の留学生担当部署に相談すると周辺の住宅情報を教えてもらえる場合もあります。
  • 海外留学保険への加入: 医療費の高いアメリカでは留学保険(海外旅行保険)は必須です。日本の保険会社が提供する長期留学向けプランに加入しておけば、現地での病気・ケガの治療費や賠償事故などに備えられ安心です。クレジットカード付帯保険ではカバーしきれないケースも多いので、補償内容を確認して適切な保険を選びましょう。
  • 出発直前の各種手続き: 日本の役所での転出手続き(海外転居届の提出)や国民年金・健康保険の手続き、携帯電話の契約見直し(休止や解約、海外ローミングの設定)なども忘れずに。必要に応じて国際運転免許証の取得や、クレジットカードの新規作成(留学先で使えるVisa/Masterカード推奨)も検討してください。

補足: 留学ビザ申請は時間的余裕を持って行うことが大切です。書類不備で手続きが長引くケースもありますし、面接予約自体が取りにくい時期もあります。またビザ取得後も、上述のようにやるべき準備は多岐にわたります。一つ一つチェックリストを作って確実に遂行しましょう。

 

 

まとめ:計画的な準備で夢の留学を実現しよう

アメリカ留学の準備は決めること・やることが多く、最初は圧倒されるかもしれません。しかし本記事で挙 げたようにステップごとに整理し、一つずつ進めていけば確実に道筋が見えてきます。「何から始めればい いか?」という問いには、まず目的を定め情報を集めることとお答えしました。 その上で必要な英語力 の習得、学校調査、資金計画、そして出願・ビザと順を追って対策していけば大丈夫です。

 

計画的に動き始めれば、「気付いたら締切直前で大慌て…」という事態も防げますし 、精神的にも余裕 を持って留学準備期間を過ごせます。ぜひ今日からできることを少しずつ始めてみてください。例えば「オン ライン英会話の無料体験に申し込んでみる」「志望校の留学生向けページを読んでみる」「TOEFLの単語帳 を開いてみる」など、小さな一歩でも踏み出すことが大切です。

 

丁寧に準備を重ねた分だけ、留学生活はきっと充実したものになるでしょう。 読者の皆さんのアメリカ 留学の夢が実現し、実り多い経験となることを心より願っています。準備のプロセスもぜひ楽しんで、頑張っ てくださいね!🎓

 

 

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