メリダ・ウシュマル観光について知りたい方へ。
チチェンイツァーに加えて他のマヤ遺跡にも訪れたい方。
ユカタン半島の周遊をご計画中の方。
メリダ・ウシュマルの見どころやホテル・ツアー・治安などに関する情報をお伝えします。
- メリダ・ウシュマル観光の見どころ紹介
- メリダの見どころ
- ウシュマルの見どころ
- カバー遺跡
- メリダへの行き方
- ウシュマルへの行き方
- このツアーはお勧めしません
- メリダのホテル情報
- メリダの治安と注意点
- パッケージツアー
- 関連記事
- おすすめのガイドブック
メリダはユカタン州の州都です。
ソカロ中心にはスペイン統治時代のコロニアルな町並みが残っています。
メリダの町を起点にウシュマルやカバー遺跡、チチェン・イツァーなどを観光される方が多いようです。
私はメリダに2泊してウシュマル・カバー遺跡のツアーに参加しました。
少しでも皆様のご旅行に役立つ情報をご紹介できたらと思います。
メリダ・ウシュマル観光の見どころ紹介
メリダの見どころ
ソカロ
ソカロ周辺に見どころは集まっています。
日曜日は民芸品や屋台がたくさんあり盛り上がります。
市庁舎
ソカロの西側にあるピンク色の建物は市庁舎です。
1階に観光案内所などがあります。夜のライトアップもきれいでした。
カテドラル
ソカロの東側にはカテドラルがあります。
ユカタン半島では最大の規模で、左奥の礼拝堂には火膨れのキリスト教像が飾られています。
MERIDAの文字
MERIDAの文字はソカロの西側にあります。
両側に文字が書いてあるため、⇩のようにカテドラルをバックに撮ることもできますし、市庁舎をバックに写真を撮ることもできます。
モンテホの家
ソカロの南側にモンテホの家があります。
市内最古の建築物として知られています。
州庁舎
ソカロの北側に州庁舎があります。
入り口に警備員がいますが普通に入れます。
入り口を入ってすぐ左に観光案内所があります。
また建物の2階にはギャラリーになっていて、ユカタン半島の歴史を垣間見ることができます。入場料は無料です(2018年12月)。
その他の見どころ
カテドラルの隣にユカタン現代美術館があります。
またソカロからCalle 60 を 2km ほど北上したところにユカタン人類学博物館があります。
ウシュマルの見どころ
魔法使いのピラミッド
メインゲートを抜けると、目の前に魔法使いのピラミッドがあります。
尼僧院
魔法使いのピラミッドの西側に「尼僧院」と呼ばれる建物群と中庭があります。
球戯場
尼僧院の南側に球戯場があります。
石の輪のレリーフが残っています。
鳩の家
グランピラミッドの西側に鳩の家があります。
建物上部の格子窓が保存状態が良く残されています。
グラン・ピラミッド
グランピラミッドは北側から頂上の登ることができます。
ピラミッドを登ると、魔法使いのピラミッドや尼僧院、奥に広がるジャングルが見渡せます。
総督の宮殿
グランピラミッドの東側に総督の宮殿があります。
ここからも魔法使いのピラミッドや尼僧院が見渡せます。
グランピラミッドからだと、魔法使いのピラミッドが木に隠れてしまうため、ここからの方が個人的には好きです。
カバー遺跡
ウシュマルとカバー遺跡がセットになった現地ツアーが人気です。
私が参加したツアーでも最初にカバー遺跡に行き、その後ウシュマルを訪れる行程でした。
⇩はエントランスを入ってすぐの広場です。
宮殿
広場を奥に進んだ所にある宮殿。
コズ・ポープ
コズ・ポープはおよそ300のカギ鼻の神の顔で装飾された外壁を見ることができます。
その他写真
コズ・ポープの東側の外壁。
コズ・ポープの西側の広場。
宮殿の北側の建物。
その他の観光地
ウシュマル周辺にはプウク様式の遺跡が点在しております。
サイル遺跡やシュラパック遺跡、ラブナ遺跡など、遺跡の規模は小さめですが、メリダ周辺をじっくり観光したい方にはいいかもしれません。
メリダへの行き方
メリダはユカタン半島北西部に位置し、カンクンから西に300km、カンペチェからは北に200kmの距離にあります。
飛行機で
メリダにも空港はあります。
アエロメヒコがメキシコシティーから就航しており、片道約1万4千円です。Expedia や
Agoda から予約ができます。
ADOのバスで
カンクンからは約4時間~5時間半
⇒ M$248~704
カンペチェからは約2時間半~3時間半
⇒ M$130~336
パレンケからは約8時間~8時間半
⇒ M$385~494
ビジャエルモッサからは約8時間~10時間半
⇒ M$430~1184
ADOのバスターミナル、通称"CAME"からソカロまでは約1.5km なので歩けなくはないですが、若干人通りの少ない通りを歩くことになるので、スーツケースなどを持っての移動はお勧めできません。
タクシーだとバスターミナルからソカロまではM$50で行けるので、私はタクシーを利用しました。
ADOのチケットの予約方法やバスターミナルについては、別の記事にまとめております。
ウシュマルへの行き方
メリダから個人で行く場合、ATSやSURのバスを利用します。
詳しくは地球の歩き方メキシコをご覧頂ければと思います。
メリダ発のツアーに参加するのがおすすめです。
遺跡までの乗り合いバスとガイド、ランチなどが含まれたツアーを催行している会社がソカロのまわりにたくさんあります。
ツアーにもよりますが、遺跡への入場料は含まれていないことが多いです。
このツアーはお勧めしません
私はTURITRANSMERIDA TOUR OPERADOR & DMCのウシュマル・カバー遺跡の英語/スペイン語ツアー(M$300)に参加しました。
州庁舎の1階にある観光案内所で紹介されて申し込んだのですが、100点満点で例えるなら60点くらいでした。
ドライバーの方もガイドの方も基本的には親切で良かったのですが、英語での説明に難ありでした。
遺跡でのガイド中にスペイン語と英語で説明をしてくれるのですが、スペイン語と英語がごた混ぜの説明なので、正直聞いていてもよく分かりません。
一緒に参加していたアメリカ人の観光客は、途中から説明は聞かずに個人で行動をしていたので、リスニングの問題ではないのかなと思います。
以前私がペルーで英語/スペイン語ツアーに参加したときは、スペイン語での説明が一通り終わったあと、英語で説明するという流れだったので分かりやすかったのですが、このツアーでは一つの説明でスペイン語⇒英語⇒スペイン語⇒英語とコロコロ変わるため、正直何言ってるかよく分かりませんでした。
これは私の推測ですが、観光案内所では観光客を各ツアー会社に割り振っているだけなのかなと思います。
私は前日に申し込んだため、人気がなく前日でも空いていたツアーを紹介されたような気もします。
ソカロ中心にはツアー会社はたくさんあるので、観光案内所にこだわらず、いくつか回ってみてツアー内容や値段を聞いた上で決めるのが良いと思います。
メリダのホテル情報
私はソカロのすぐ近くにある、グランホテル・デ・メリダに泊まりました。
12月末のハイシーズンでしたが、2泊1室朝食なしで$186(アメリカドル)でした。日本円だと1泊1万円くらいのイメージです。
1901年に建てられた建築物を利用したコロニアル調のホテルです。
建物内に古さを感じる部分もありましたが、吹き抜けや内装、共有スペースにある家具などには趣がありました。
お部屋の家具やベッドなどは若干古めでしたが、清潔感がありました。
洗面台はかなりきれいでした。バスタブはありませんがトイレも含めまあまあきれいです。
一番のメリットはアクセスの良さです。
ソカロに近いため観光には便利です。
また目の前のラパリージャ(La Parrilla)は夜も観光客で賑わっていて、ここで夕飯やお酒を飲んだ後でもすぐに帰れます。
メリダは比較的治安の良い町とされていますが、夜の外出は注意が必要だと思うので、夕食後にすぐホテルに帰れることは大きなメリットだと思います。
メリダの治安と注意点
メキシコシティーなどと比べると、治安は良いように思いました。
ソカロ周辺は夜遅くまで賑わっており、観光客もたくさんいます。
ただしソカロから離れると人通りは一気に減り、強盗防止の柵がついた家なども多くなるので、大きな荷物を持っているときや夜間に行動するときはタクシーの利用が無難だと思います。
総じて治安は良い方で、十分に気をつけていれば夜間(9時くらいまで)にソカロ付近のレストランに行ったり、ライトアップしたソカロの雰囲気を味わう分にはリスクは少ないと思います。
ソカロのまわりは排気ガスなどで空気があまり良くありません。
広場の中に入ってしまえば大丈夫でしたが、そこに行くまでの道で喉が痛くなりました。
まれにマスクをしている人も見かけたので、私はハンカチなので鼻や口を押さえて歩いてました。
ソカロから離れてしまえば問題ありませんでしたが、喉が弱い方などはハンカチは必須アイテムだと思います。
パッケージツアー
メリダ・ウシュマルへのパッケージツアーを紹介します。
HIS が
●添乗員同行● メキシコ世界遺産紀行 8日間(299,800円~429,800円)を催行しており、カンペチェも含まれています。訪問都市はメキシコシティ/テオティワカン/ビジャエルモサ/パレンケ/カンペチェ/カバー/ウシュマル/メリダ/チチェンイッツァ/カンクンです。
カバー遺跡、ウシュマル遺跡、市内観光を楽しんだあとメリダのハイアット・リージェンシーに1泊し、翌日チチェンイッツァー/カンクンへと向かいます。
それだけでなく、このツアーのすごいところは、3月17日&9月17日出発日限定でチチェンイッツァで春分の日と秋分の日に現れる「ククルカンの降臨」観賞ができることです。
また往路では直行便(アエロメヒコ航空)が利用できるだけでなく、カンクンではラグジュアリークラスホテルに宿泊できます。
またロブスターディナークルーズやトゥルム遺跡観光などのオプショナルツアーも充実しており、相当お得なツアーです。
個人での旅行はまた別の楽しさがありますが、言葉の壁や治安面の不安だけでなく、バスでの長距離移動などで体力的にきつい時もありました。
またある程度のクラスのホテルに泊まったり、現地でガイドを雇ったりするとそれなりにお金もかかります。
そのため、添乗員同行でかつチャーター車で移動できるこのツアーはかなり効率的だと思います。
「限られた日数でメキシコを効率的に周遊したい」という方や、「治安面での不安や移動の負担を減らしたい」という方にはすごくお勧めのツアーです。
関連記事
メリダからバスで行けるパレンケ遺跡やカンペチェについても紹介しておりますのでぜひご覧下さい!!
おすすめのガイドブック
ご存知の方も多いと思いますが、地球の歩き方メキシコがすごく役に立ちました。
インターネットでもメキシコシティーやカンクンなどの情報はそれなりに得られますが、地方都市だとまだまだ少ないかなと思います。
また現地でスペイン語の表記しかないところや、英語が通じない場所でも使えるので、メキシコ旅行者には必需品だと思います。
一方でカンクンやメキシコシティーなどは若干詳しすぎたりもするので、視覚的に一発で見どころを知りたい方には⇩のるるぶもおすすめです❗❗