イエローストーン観光の見どころを知りたい方へ。
グランドサークル以外にも、有名な国立公園に行ってみたいと思っている方いらっしゃいませんか?
イエローストーンの観光ポイント、公園までの行き方やホテル・ツアー情報、おすすめのシーズンや持ち物などをお伝えします。
イエローストーン観光の見どころ10選
1. Grand Prismatic Spring
ミッドウェイ・ガイザー・ベイスン(Midway Geyser Basin)にあるグランド・プリズマティック・スプリング(Grand Prismatic Spring)。
グランド・プリズマティック・スプリングはサッカー場よりも大きく、直径が113mもあります。
温度によって生息できるバクテリアが異なるため、このようなカラフルな色になります。
ちなみにこの写真はミッドウェイ・ガイザー・ベイスンでは撮れません。
対岸にある丘に上る必要があります。
ミッドウェイ・ガイザー・ベイスンから少し南下したところにある、フェアリー・フォール(Fairy falls)の駐車場に車をとめて、フェアリー・フォール・トレイル(Fairy falls trail)を上ると、⇧
そこまで急な坂道ではないので、ぜひトライしてみてください。
ミッドウェイ・ガイザー・ベイスンの歩道から見るとこんな感じです。
コントラストが際立ちます。
2. Black Pool
ウェストサム(West Thumb)にあるブラック・プール(Black Pool)。
間欠泉の温度が高くバクテリアがほとんど生息していないため、写真のようにターコイズブルーになります。
3. Norris Geyser Basin
ノリス・ガイザー・ベイスン(Norris Geyser Basin)はイエローストーン国立公園の中で最も活動的で、温泉の温度が高いエリアになります。
今までに記録した最高温度はなんと237℃!!
硫黄の匂いもし、日本の温泉が懐かしくなります。
4. Artist Paint Pot
ノリス・ガイザー・ベイスンの5km ほど南にあるアーティスト・ペイント・ポット(Artist Paint Pot)では、写真のようなマッド・ポットを見ることができます。
一周約1km のトレイルになっていて、丘を登ったところに⇩のようなマッド・ポットがあります。
5. Lower Falls
キャニオンビレッジ(Canyon Village)のアーティストポイント(Artist Point)から見るローワー滝(Lower Falls)。
ここの大渓谷とローワー滝は一見の価値ありです。
またトレイルを下るとダイナミックな滝を間近に見ることができます。
ただしアップダウンが激しいので、ハイキングに適した服装や靴、また飲料水は多めに持っていくことをおすすめします。
6. Beehive Geyser
そしてオールド・フェイスフル(Old Faithful)のビーハイブ・ガイザー(Beehive Geyser)。
近くで見るのもいいですが、この写真のようにオールド・フェイスフル・ガイザー(Old Faithful geyser)側の歩道から写真を撮ると、川、山、空、そして間欠泉の噴出が一枚におさまるので、おすすめのスポットです。
7. Morning Glory Pool
オールド・フェイスフルのトレイルの一番奥にあるのがモーニング・グローリー・プール(Morning Glory Pool)。
昔はもっとブルーが強かったみたいですが、観光客が投げ入れたコインなどで温泉の温度が下がり、全体的に緑やオレンジ色になってしまったとか・・・
それでもこの艶やかな青からオレンジのグラデーションを見に、多くの観光客が来ていました。
写真は近くにあった休憩用のベンチに立って取りました。
広角のレンズがあったほうがいいと思います。
8. Old Faithful Geyser
そして一番人気のオールド・フェイスフル・ガイザー(Old Faithful Geyser)。
最も頻繁に、しかも定期的に噴出(噴火)するガイザーなので、目の前のビジターセンターで噴出の時間を確認しておけば、かなりの確率で見ることができます。
またビジターセンターの目の前の、オールド・フェイスフル・ガイザーが一番近くで見られる場所は、噴出を見る人で込み合います。
そのため前の方で見たい方は早めに行って場所を確保する必要があります。
また私が撮った写真はガソリンスタンドよりの歩道(Old Faithful Inn を少し過ぎたあたりで撮りました)ここの方が人は少なめで、三脚をセットしても問題ありませんでした。
9. Grotto Geyser
モーニング・グローリー・プールに行く途中にある、奇妙な形をしたグロットガイザー(Grotto Geyser)。
噴出の間隔は若干不定期ですが、一度噴出が始まると1時間以上続くので、ゆっくりと写真や動画を撮影することができます。
10. Terrace Mountain
最後はマンモス(Mammoth)にあるテラス・マウンテン(Terrace Mountain)。
湧き出した温泉の石灰が蓄積されて造られた階段状の温泉。
夕方に行くのはお勧めしません。
西側に山があり、写真のように日陰になってしまうので、日中の太陽が高い時間帯に行くのがおすすめです。
公園の場所・入場料
公園の場所
イエローストーン国立公園はアメリカのワイオミング州、モンタナ州、アイダホ州にまたがる広大な国立公園です。
ソルトレイクシティが最も近い都市です。
入場料
入場料は車一台につき$35です。
購入日より7日間有効です。
ホテル・宿泊施設
Airbnb
公園からは離れていますがAirbnbに泊まると宿泊費を節約できます。
私はウエスト・イエローストーンから車で約30分くらいのところにある、Brown Bear Bunkhouse というAirbnbに泊まりました。
7月下旬の繁忙期でしたが、4泊で$560でした。
テレビやWiFiもありませんでしたが、アイダホの広大な牧場に囲まれたロッジに泊まることができます。
食事はついていませんでしたが、キッチンやオーブン、コーヒーメーカーもついているため、自炊ができます。
食材はウェスト・イエローストーンのスーパーで購入できるので、帰り際に立ち寄るようにしましょう。掃除も行き届いていて、内装もきれいでした。
ただ夏の時期は蚊が多いため、虫よけスプレーや蚊取り線香を持参することをおすすめします。
オーナーのMikeもすごく親切で、3日目の夜にはキャンプファイヤーもしてくれました。
またかなりのイエローストーンマニアなので、園内のことなら何でも知っています。
公園からは若干離れており、帰りは観光で疲れたなか運転する必要がありますが、時間に余裕のある方や一味違った経験をされたい方にはおすすめです。
公園内のホテル
公園内にもホテルはあります。
ただし人気が高く、Expediaなどでは予約が非常に取りにくい状況です。
また同じEcpediaでも日本語のサイトだと満室だけど、英語のサイトでは空き室になっていたりするので、両方確かめてみるといいと思います。
もしくは、ホテルのウェブサイトから直接予約をするのが最も確実な方法です。
公園外のホテルと比べると若干お高いですが、それでも観光中に一回ホテルに帰って休憩したり、朝日や夕日を見るにも便利で、24時間イエローストーンを満喫したいという方にはおすすめです。
またオオカミなどの野生動物は朝早いほうが見られる確率が高いそうなので、動物好きの方にもおすすめです。
公園外のホテル
公園の外に宿泊される方は、西側のウエスト・イエローストーン(West Yellowstone)がおすすめです。
小さな町ですが、レストランやファストフード、モーテル、スーパー、ガソリンスタンドなどがあり便利です。
公園内のホテルと比べるとリーズナブルに泊まれます。
ただし夏の繁忙期は混雑するので早めの予約をおすすめします。
また公園内に入ってしまうと、マンモスのビジターセンター以外WiFiが有料なので、地図などはホテルでダウンロードしてから公園に行くことをおすすめします。
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イエローストーンへのツアー
パッケージツアー
添乗員同行のパッケージツアーをHISやJTBが催行しています。
時期にもよりますが、お値段は約40~55万円です。
空港(ソルトレイクシティ)からの移動や現地での移動・ガイド、そのほか入場料やホテル代金などもすべて含まれています。
個人手配で行く場合と比較し、レンタカー代(保険やガソリンを含む)や運転に要する労力(国際免許の取得含む)などを考慮すると、値段相応で効率的に観光できるツアーです。
現地ツアー
ソルトレイクシティ(SLC)から現地ツアーに参加するという方法もあります。
この方法だとレンタカーを借りる必要がなく、チップ/入場料/宿泊費/日本語ドライバーガイド代が含まれているので、一番安く行ける方法かもしれません。
日本語ドライバーガイド付きツアー1泊2日が$659~
日本語ドライバーガイド付きツアー2泊3日が$984~
などのツアーがあります。
個人での行き方
アメリカをドライブしてみたい!公園内を自由にまわりたい!という方にはこの行き方がおすすめです。
個人手配でイエローストーン国立公園まで行く方法は主に2つあります。
ジャクソンホールからレンタカー
ウエスト・イエローストーン(WYS)と南側のジャクソンホール(JAC)に空港があります。
空港からはレンタカーでの移動になるので、国立公園内を自由に回ることができます。
時期にもよりますが、ジャクソンホールの方が航空券代は節約できる傾向にあるようです。
東京からはロサンゼルス経由の便があり、14~16万円くらいです。
園内の地図はゲートで入場料を払ったときにもらうことができます。
ソルトレイクシティからレンタカー
航空券代を抑えたい場合はこの行き方がいいかと思います。
東京からはロサンゼルス経由の便があり、12万円くらいです。
ただしソルトレイクシティ(SLC)からイエローストーンの南ゲートまでは6時間半くらいかかりますが、ユタ~アイダホ~ワイオミング州を通り抜けるので、景色を楽しみながらドライブしたいという方にはおすすめです。
体力的にはちょっときついかもしれません。
シーズン・服装・持ち物
ベストシーズンは夏(6~8月)で、最も観光客でにぎわいます。
日中は25℃を超える日も多いですが、朝晩は冷え込み10℃を下回る日もあります。
私は日中の観光中はTシャツに短パンでしたが、パーカーやスウェット、ウインドブレーカーなども持っていきました。朝食時や帰り道は結構冷えたので重宝しました。
また日焼け対策は必須です。日差しが強いので日焼け止めは必ず持参しましょう。
長袖を着るのもいいですが、歩いているうちにかなり暑くなります。
なので私は日焼け止めを塗ったうえで、アンダーアーマーをTシャツの下に着ていました。これで日焼けはかなり防げます。
また洗って乾きやすいので、ホテルに帰ってから石鹸で手洗いしても、次の日には乾いてました。
(写真を撮るのに毎日同じ色味は避けたかったので2着持ってきましたが・・)
虫が気になる方は長ズボンをおすすめします。
虫よけや日焼け止めは園内のショップでも購入できますが市内のスーパーなどで買ったほうが安い場合が多いです。
オオカミやバッファローなどの野生動物を見たい方は双眼鏡があるといいと思います。
園内のいたるところで「近づきすぎないように」との注意書きがあるので、遠くからでも見えるグッズは必須です。
近隣の国立公園
有名なイエローストーンに隠れてしまい、あまり知られておりませんが、お隣りのグランドティトン国立公園もかなり良かったのでまとめました。
おすすめのガイドブック
ご存知の方も多いと思いますが、地球の歩き方 アメリカの国立公園が詳しく書いてあります。
有名な国立公園は全て含まれているので(アラスカを除く)、他の国立公園に旅行される際にも役に立ちます。
またレンタカーでの移動を検討されている方や、ロードトリップを計画されている方は、地球の歩き方 アメリカ・ドライブもおすすめです。
ドライブルートを決める際や、アメリカの道路標識や交通ルールについても説明されているので、手元にあると安心です。