カンペチェ観光について知りたい方へ。
ユカタン半島の周遊を計画されている方。
パレンケへの中継地として、カンペチェにも訪れようとしている方。カンペチェの見どころやホテル・ツアー情報などをお伝えします。
カンペチェはメキシコ湾に面した町で、カンペチェ州の州都です。
16世紀後半にスペインにより築かれた大要塞は、コロニアルな町並みと共に世界文化遺産に登録されています。
カンペチェ観光が目的でメキシコに旅行される方は少ないかもしれませんが、メリダとパレンケの間に位置し、中継に便利で観光も楽しめる場所だなと思いました。
私もメリダからパレンケに移動する途中でカンペチェに1泊しました。
少しでも皆様のご旅行に役立つ情報をご紹介できたらと思います。
カンペチェ観光の見どころ紹介
1. カテドラル
ソカロに面したカテドラルは絶好の写真スポットです。
夜にはライトアップされるので、夕食のついでなどに立ち寄りたい場所です。三脚があるとノイズの少ないきれいな写真が撮れます。
日中に来られる方は、午後の方が良いかもしれません。私は午前中に来ましたが、カテドラルの正面が陰になってしまい、建物の白さが映えない写真になってしまいました。
カテドラルの内部も、ヨーロッパの教会とはひと味違った色味や装飾を楽しむことができるのでおすすめです。
2. コロニアルな町並みと城壁
城壁内は石畳になっており、パステルカラーのコロニアルな建物が並んでいます。
また海門から陸門へと続く道(Calle 59)は朝食と夕食の時間帯になると、道沿いのレストランがテーブルと椅子を外に並べます。
石畳の上でコロニアル調の建物を眺めながら食事をすることができます。
朝食はCalle 59 とソカロに続く道(Calle 10)の交差点にある、CHOCOLATERIA DE LA MORAでとりました。
パンケーキM$55、チョコラテM$55、コーヒーM$35くらいです。
天気もよく、朝から観光客で賑わっていました。
3. サンホセ寺院
海門の西側にサンホセ寺院があります。
時代を感じる古い建物ですが、正面入り口の横に全くテイストの違う新しい建物が増築されていて、ちょっと不思議な感じでした。
4. 陸門
午前中は陸門の方が太陽に照らされるので、きれいな写真が撮れます。
海門は夕方の方がいいと思います。↓ は午前中に撮影した海門です。
5. サンカルロス砦
そのほか、海門の西にあるサンカルロス砦は博物館となっており、要塞の模型や地下の拷問室などを見ることができます。
また時間のある方は、陸門側のサンフアン砦やサンフランシスコ砦などに行ってみるのも良いと思います。
6. Campecheの文字
カンペチェ(Campeche)の文字は海沿いの道にあります。
城壁から外に出る必要がありますが、海門から海に続く道はスタスタ歩く分には問題ありませんでした。
↓ の写真は午前中に撮影しました。
日中であればどの時間帯でも大丈夫な気はしますが、日が傾く頃は逆光になるかもしれません。夕日はきれいに見ることができます。
カンペチェへの行き方
カンペチェはユカタン半島の西側に位置し、メリダから約200km、パレンケからは約350km の位置にあります。
ADOのバスだと(2019年2月現在)、
メリダからは約2時間半
⇒ M$130~336
パレンケからは約5時間半
⇒ M$360~492
カンクンからは約7時間半
⇒ M$522~900
ビジャエルモッサからは約5時間半~7時間半
⇒ M$324~754
私はカンクン → メリダ → カンペチェ → パレンケと移動しました。
カンペチェに16時くらいに着き、次の日の11時のバスでパレンケに向かいました。
じっくり見て回るにはもう1泊しても良かったかもしれませんが、城壁やコロニアルな町並み、夜にライトアップされるカテドラルなど十分楽しむことができました。
メキシコシティーから飛行機でカンペチェまで来ることもできます。アエロメヒコかインタージェット利用で片道1万円くらいです。
ホテル情報
私はデル マールに泊まりました。
地図やサイトによっては「ガンマ デ フィエスタ イン カンペチェ マレコン」と書かれていたりしますが同じです。
12月末のハイシーズンでしたが、一室朝食なしで67ユーロ、日本円で8500円くらいでした(2018年12月)。
海門のすぐ近くで、カンペチェ(Campeche)の文字は目の前にあります。
城壁の外にあるホテルですが、ホテルから海門までの道は比較的雰囲気は良く、夕食を城壁内で食べてから歩いて帰る分には問題ないように思いました。
無料のペットボトルの水が、宿泊者数分もらえます。
またエレベーター横のフィットネスルームにはウォーターサーバーがあるため、水に困ることはありません。
ヨーロッパ系のホテルなのか、ユーロの両替ができます。
英語が話せないスタッフもいます。
私もチェックインしたときは9割スペイン語でしたが、チェックアウトのときは全部英語でした。
建物は若干古いように見えましたが、全面的にリノベーションされており、共有スペースはすごくきれいでした。
お部屋も壁やフローリングもきれいめで、ベッドやデスクなども清潔感がありました。
バスタブはありませんが、水回りもとくに問題ありませんでした。
若干換気扇のあたりにホコリがたまってましたが、トイレの水圧が強く、詰まる心配がなかったのは良かったかなと思います。
また広いバルコニーがついており、夕日を眺めたり、朝はそこでコーヒーを飲んだりできます。
総じて城壁へのアクセスもよく便利なホテルでした。
また治安面や言葉などで気を張りがちなメキシコ旅行ですが、リーズナブルで清潔感もあり、落ちついてステイできるホテルだと思いました。
チェックアウト後もタクシーを呼んでくれたので、バスターミナルまでスムーズに移動できました。おすすめできるホテルです。
ADOのバスターミナルから中心地までの行き方
ADOのバスターミナルから中心地までは、タクシーでの移動が便利です。
出口付近に⇩のようにタクシーが待機しているので、バスで到着後すぐに乗ることができます。
私が行った時は、荷物をトランクに積んでくれる人がいて、現地の人もM$10程度のチップを払っていました。
ちなみにカンペチェのバスターミナルから海門まではM$50でした(2018年8月)。
ADOのチケットの予約方法やバスターミナルについては⇩にまとめております。
カンペチェへのパッケージツアー
HIS が
●添乗員同行● メキシコ世界遺産紀行 8日間(299,800円~429,800円)を催行しており、カンペチェも含まれています。
訪問都市はメキシコシティ/テオティワカン/ビジャエルモサ/パレンケ/カンペチェ/カバー/ウシュマル/メリダ/チチェンイッツァ/カンクンです。
カンペチェには1泊し、メキシコ湾でとれた魚料理の夕食や、城壁内の散策がツアーに含まれています。
それだけでなく、このツアーのすごいところは、3月17日&9月17日出発日限定でチチェンイッツァで春分の日と秋分の日に現れる「ククルカンの降臨」観賞ができることです。
また往路では直行便(アエロメヒコ航空)が利用できるだけでなく、カンクンではラグジュアリークラスホテルに宿泊できます。
またロブスターディナークルーズやトゥルム遺跡観光などのオプショナルツアーも充実しており、相当お得なツアーです。
個人での旅行はまた別の楽しさがありますが、言葉の壁や治安面の不安だけでなく、バスでの長距離移動などで体力的にきつい時もありました。
またある程度のクラスのホテルに泊まったり、現地でガイドを雇ったりするとそれなりにお金もかかります。
そのため、添乗員同行でかつチャーター車で移動できるこのツアーはかなり効率的だと思います。
「限られた日数でメキシコを効率的に周遊したい」という方や、「治安面での不安や移動の負担を減らしたい」という方にはすごくお勧めのツアーです。
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パレンケの町やパレンケ遺跡も紹介しておりますのでぜひ!
おすすめのガイドブック
ご存知の方も多いと思いますが、地球の歩き方メキシコがすごく役に立ちました。
インターネットでもメキシコシティーやカンクンなどの情報はそれなりに得られますが、地方都市だとまだまだ少ないかなと思います。
また現地でスペイン語の表記しかないところや、英語が通じない場所でも使えるので、メキシコ旅行者には必需品だと思います。
一方でカンクンやメキシコシティーなどは若干詳しすぎたりもするので、視覚的に一発で見どころを知りたい方には⇩のるるぶもおすすめです❗❗