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アメリカのアパート(賃貸)事情について知りたい方。
契約や間取り、家賃などについて情報収集している方。
私がアメリカの大学院に留学していた時、民間のアパートに2年間住んでいました。
その時に経験したことや、契約から退去までの情報などをまとめてお伝えしたいと思います。
本記事でご紹介する内容は以下の通りです。
アメリカのアパート(賃貸)について
あなたはアメリカでの新生活に供えて、アパート(賃貸)に関する情報を収集していることと思います。
もしくは将来アメリカに住んでみたいと思い、計画を練られているのではないでしょうか。
駐在員の方などで、決められた賃貸に住む方や、留学で寮に住む方などを除き、慣れない土地で異なる言語でアパート(賃貸)を決たり、契約をしたりするのは、ワクワクする反面、それなりに不安もあると思います。
私もあなたと同じように、アメリカに旅立つ前はインターネットで、
「アメリカ アパート 探し方」
などと検索し、たくさん情報収集したものです。
もちろん州によって違ったり、住む場所や管理会社(不動産)によっても異なるとは思いますが、具体例を知って相場観を得ておくだけでも、漠然とした不安を減らせたり、現地で焦ったりすることも防げると思います。
本記事があなたのアメリカでのアパート探しや、新生活のスタートに役立つことができれば幸いです。
アパートの探し方
これは日本にいる間にもできることです。
いろいろ選択肢はあると思いますが、私はhttps://www.apartments.com/というサイトで、大学の近くのアパートを探しました。
日本の賃貸探しと同じで、住みたいエリアや家賃の範囲、1ベッド or 2ベッドなどの広さを指定してアパートを検索することができます。
気になるアパートが見つかったら、管理会社に連絡(メールで大丈夫です)してみましょう。
部屋を見せてもらう日を約束するだけで十分です。
返信がないこともあるので、見てみたいアパートをいくつか探し、複数の管理会社に連絡することをお勧めします。
実際私も3つの管理会社に連絡して、返信があったのは1社でした。
結局そのアパートに住むことなりましたが、きちんと返信があるということは、そこの管理会社に勤めるスタッフがまじめな証でもあります。
住み始めてからも、予期せぬトラブルなどはちょいちょいありましたが、管理会社のスタッフの方が早く対応してくれたので、安心して住むことができました。
ここまで「管理会社」という言い方をしましたが、日本のように不動産屋さんがいて、大家さんがいて、というよりは、管理会社が直接アパートを経営しているところもあります。
この場合、アパートの敷地内に管理会社のオフィス、通称「Leasing Office」があります。
この「Leasing Office」で契約の手続きや家賃の支払いなどをします。
そのほか居住中のトラブル対処などもLeasing Officeのスタッフに言えば、直ぐに対応してくれます。
また実際にアパートの部屋を見に行ったときも、この「Leasing Office」に行って、
「〇時に予約した〇〇です。部屋を見たいのですが」
と言うとスタッフが案内してくれます。
アパートの契約について
実際に部屋を見に行って、気に入った部屋が見つかったら次は契約です。
さきほど紹介した紹介サイト(https://www.apartments.com/)に掲載されている金額はあくまでも基本料金で、契約時にはそのほかの諸費用が上乗せされます。
私が住んでいたアパートの場合は、
- 水道代(定額)
- ケーブル代(テレビとインターネット)
- ごみ収集費
- 害虫駆除代
を追加で合計$150くらい支払ってました。
一方で
- 冷蔵庫
- オーブン
- 洗濯・乾燥機
- エアコン
は備え付けで、敷地内のプールやフィットネスジム、洗車用のホースなども自由に使えました。
駐車場代は1人1台までなら無料でした。
電気は自分で契約する必要がありました。
ただしLeasing Office のスタッフがその地域の電力会社を紹介してくれるので、あとは電力会社のホームページから契約するだけです。
なおガスはなく、電気コンロが備え付けてあり、お湯も電気で暖めるタイプのWater Heaterがキッチンの横にありました。
入居について
入居日にLeasing Officeに行くと、契約書などと一緒にカギが渡されます。
私の場合は、このタイミングで初月の家賃と契約手数料を支払いました。
家賃は小切手やマネーオーダーで支払えます。
小切手は銀行で作れるほか、マネーオーダーはウォルマートなどの大型スーパーであれば、カスタマーデスクで手に入れることができます。
またチェックシートが渡されて、壁の傷や水まわりの汚れなどを記入していきます。
私は初めての経験だったので、ちょっとした傷なども細かくチェックしてLeasing Officeに持って行きましたが、ほとんど確認することなくファイルに閉じていました(笑)
その他にも、所持している車のナンバーを記入する用紙や、同居する人の名前を記入する用紙なども渡されます。
車を買ったときや、家族があとから引っ越してくる場合などは、その都度Leasing Officeに提出することになります。
管理会社次第ですが、保険に入ることが必須の場合があります。
私の場合はeRenterPlan(https://www.erenterplan.com/)という保険を申し込みました。
1年間で$250くらいでした。
契約書が後日送られてくるので、Leasing Officeにコピーを持って行きます。
PDFでダウンロードすることもできたので、メールで送信したこともありました。
間取り 家賃 ネットなど
間取りは2LDKで⇩な感じでした。
Patioは廊下ですが、チェアーや植物などを置いたりして自由に使うことができました。
Closet以外にも収納はたくさんあり便利でした。
また右のベッドルームにはバスルームが直結しているため、お客さんが来たときもお互い気を使わずに住んだのは良かったと思います。
家賃は1年目が$1,200/月でしたが、2年目には$1,250/月に上がりました。
ニュージャージーに住んでいた知り合いが2年目に$100上がったという話を聞いたこともあるので、アメリカではよくあることなのでしょうか。
先ほど説明した水道代やインターネット代(合計$150)はそのままでした。
インターネットは管理会社で一括して契約していたので、自分で会社を選んだり、料金プランを考えたりする必要もありませんでした。
インターネット関連のルーターなどは初めから設置されおり、アパートの契約時にLeasing Officeのスタッフがパスワードを教えてくれるので、あとはログインするだけでした。
アパートの退去について
アパートを退去するときは、日本の賃貸と同様に、決められた日までに管理会社に連絡をする必要があります。
私の場合は退去日から60日前までに、Leasing Officeに知らせることになっていました。
退去日にはInspectionがあります。
管理会社にスタッフが部屋にきて、傷などのチェックをします。
実際チェックと言っても、棚を開けて写真をとったり、バスルームに水漏れがないかなどを確認するだけで、細かいところは見られませんでした。
Inspection までには部屋の私物を全て撤去しておく必要があります。
私も家電や家具などはリサイクルショップに売ろうとしたのですが、近くのリサイクルショップには断られて、その他に電話した2つのリサイクルショップは寄付しか受け付けていないとのことだったので、結局全部捨てました。
アメリカの場合、ほとんどのゴミを普通に捨てることができます。
大物の家具や家電などもアパートの敷地内にあるBulk trash置き場に置いておけば、Leasing Office のスタッフが撤去してくれました。
そのため自分でゴミ収集会社に連絡して粗大ゴミを処分する必要はありませんでした。
その他支払いが残っている場合などは、Inspection までに全て済ませる必要があります。基本的に毎月きちんと家賃を払っていれば問題ないと思います。
以上です。最後までありがとうございました。
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