- アメリカの免許ってどうやって取るのかな
- 運転免許試験ってどんな感じなんだろう
アメリカで運転免許を取得する方法についてご紹介します。
アメリカに留学する場合、キャンパス内の寮で、かつ大都市というような状況でなければ、車は生活必需品です。
しかも渡米後は、免許の取得以外にも
- 履修登録
- オリエンテーション
- アパート探し
など、いろいろと忙しくなるので、少しでも不安要素は減らしたいのものです。
州によって多少の違いはありますが、私の経験からアメリカでの運転免許の取り方や、試験の予約方法、効果的な勉強法などについて紹介します。
アメリカの運転免許の取り方
アメリカで運転免許を取得する手順は以下の通りです。
- DMVのサイトから筆記試験の予約をする
- 筆記試験を受ける
- DMVのサイトから実技試験の予約をする
- 実技試験を受ける
- 免許の交付
それでは詳しく見ていきましょう!
DMVのサイトから筆記試験の予約をする
アメリカの運転免許は、DMV(Department Of Motor Vehicles)という機関で取得します。
Googleで「DMV 住んでる地名」と入力すると、いくつかDMVページが表示されます。
私が住んでいる地域の場合は、上から2つめが免許の取得に関するページでした。
クリックすると⇩のようなサイトが開けます。
自分が住んでいる郡(County)の名前や「Driver License and Motor Vehicle」などの記述があれば、そのサイトから予約できる可能性が高いのでスクロールしていきます。
スクロールすると試験を受けられる会場の一覧が出てきます。
自分が住んでいる場所に近い試験会場を見つけ、「Driving tests given by appointment only」をクリックします。
クリックすると⇩のような画面が表示されます。
自分が受験する試験の種類を選択します。
Written Driving Test が筆記試験を意味するので、これを選択します。
選択すると⇩のような個人情報に関するページが表示されます。
同意しないと先に進めないので、「I agreed to the terms and conditions」にチェックを入れて先に進みます。
次に受験する日程を決めます。
都合が良い日を選択し、「Search time」をクリックします。
選択した日に加えて、前後の空き状況も表示されます。
私が選んだ試験会場では、09:00~15:30までが受付可能時間でした。
都合の良い時間を選択します。
次に個人情報を入力していきます。
まずは氏名(Full Name)です。
次にメールアドレス、電話番号を入力します。
その下の2つは確認用メールの送信の有無と、試験当日のリマインド方法です。
リマインドしてくれる時間も選択できました。
それぞれチェックを入れてNext をクリックします。
確認用ページが表示されます。
試験の曜日、時間、会場名、試験の種類などを確認し、間違えがなければ「Confirm booking」 をクリックすると、予約が完了できます。
予約が完了すると、登録したメールアドレスに予約確認用メールが送られてきます。
ここの Your Appointment number は当日チェックインするときに聞かれるので、印刷やメモをしておくか、スクリーンショットなどで携帯の画面をすぐ見れるようにしておきましょう。
筆記試験を受ける
当日は予約した時間の30分前には試験会場に行き、チェックインするようにしましょう。
受付にすごく長い列ができていて、なかなか進まないということもアメリカではよくあるので、30分くらい前に着いていた方が無難です。
私が受験した会場では、チェックインすると整理券が渡されて、番号順に呼ばれるというシステムでした(受付横にあるデイスプレイにも番号は表示されました)。
試験当日に必要な書類は、
- パスポート
- 国際免許証
- I-20
- I-94
- 住所が分かる書類2つ
です。
住所が分かる書類については、
- アパートの契約書
- 電気代の請求書
- 車の保険
- 学生保険
- アパートの家具の保険
に関する書類など、自分の住所が記載された書類であれば問題ありません。
出直しが一番面倒くさいと思うので、2つ以上の書類を持ち合わせている方は、全部持って行った方が無難です。
試験はパソコンで受けます。
自信がない問題は後回しにできるので、解答できる問題からどんどん進めていきましょう。
DMVのサイトから実技試験の予約をする
筆記試験に合格したら、次は実技試験です。
こちらもDMVのサイトから予約することになります。
筆記試験に合格しても、その場で予約はできません。
今予約できないか聞いてみたところ、「ホームページから予約してくれ」と言われました‥
基本的には筆記試験のときと同じ手順で予約をします。
試験の種類を選択する段階で、Road Test を選択すれば問題ありません。
なお州によっては、「Behind the Wheel Test」などの言い方をすることもあります。
⇩はサンフランシスコのDMVのサイトです。
実技試験当日は、筆記試験時に持参した書類は持って行くようにしましょう。
また筆記試験合格時に渡された書類があったら、それも忘れずに持って行きましょう。
実技試験を受ける
筆記試験と同じく、当日は予約した時間の30分前には試験会場に行き、チェックインするようにしましょう。
実技試験で使う車は自分で用意する必要があるので、
- レンタカーを借りる
- 車を買ってから受験する
- 友達の車を借りる
などする必要があります。
実技試験は、試験会場の駐車場と路上で行われました。
試験官は助手席に座り、その都度指示してくれます。
駐車場では、駐車スペースに赤いコーンが置いてあって、コーンに当てないように駐車するように言われました。
駐車する際は、切り返しをしても問題ありません。
多分1回で入れようとして、コーンに当ててしまう方が良くないと思います。
路上では、右左折や車線変更、急ブレーキなどが試されました。基本的には助手席の試験官の言うとおりにしていれば問題ありません。
免許証の交付
実技試験に合格すれば、その場で免許証が交付されます。
よほどのミスがない限り合格できます。
私は駐車時に慎重になりすぎて3、4回切り返してしまったため、ちょっとコメントされましたが、それで不合格という訳ではありませんでした。
視力検査と免許書用の写真を撮影したら、その場で免許証がもらえます。
時折ビザや入出国関連のシステムエラーなどで、その日のうちにもらえないことがあります。
その場合は仮の免許証(紙)が渡されます。
基本的には仮の免許証でも問題はありませんが、レンタカーを借りる際のドライバー登録ができないこともあります(体験談)。
なので、この仮の免許証(紙)の間は、国際免許証も常に携行しましょう。
おすすめの問題集と勉強法
基本的には一般常識で解けるような問題ばかりですが、英語での言い回しや、日本にはないルールなどもあるので、参考書一冊分くらいは対策をした方が良いです。
筆記試験も路上試験も、何回でも受けることはできますが、時間がもったいないので、1回で受かるに越したことありません。
私はがおすすめする勉強法は、
- DMV Test Practice Driving Questions: Helping You Prepare for the Dmv Drivers License Test, 250 Questions, Answers & Rationales
- DMV Permit Practice Test 2019(アプリ))
です。
州によって問題に特徴があるため、まずはDMV Test Practice Driving Questions: Helping You Prepare for the Dmv Drivers License Test, 250 Questions, Answers & Rationalesで英語の言い回しや基本的な知識を身につけましょう。
そのうえで、DMV Permit Practice Test 2019で州ごとの問題にチューニングしていく方法がおすすめです。
DMV Permit Practice Test 2019 では州を選択することができ、スマホにダウンロードして問題を解くことができるので、空港で待っている時間などを利用して勉強すれば十分です。
その他、地球の歩き方 アメリカ・ドライブが個人的にはおすすめです。
アメリカを走る際に注意すること、交通法規や道路標識、ガソリンスタンドの利用方法やアメリカ版JAF(AAA)の話なども詳しく書いてあります。
日本にいる間に購入しパラパラ見ておくと予備知識を得ることができます。
また免許取得後は普通に旅行用のガイドブックとしても使えるので、買って損することはないと思います。
3~4月に合否が分かってから、渡米するまでの間にも結構時間はあるので、そこである程度準備をしておくことをおすすめします。
渡米後は、アパートの契約、車の購入、大学でのオリエンテーション、指導教官を決める、履修登録、家具を揃える、銀行口座の開設、電気の契約、など授業開始前にもいろいろやることがあるので、ある程度の勉強は渡米前に済ませておいた無難です。
大学院受験からの開放感に浸るのも良いですが、渡米の準備を進めるのと平行して、免許の勉強もちょくちょくしておくと、渡米してから断然楽ですし、授業や研究、ゼミなどにも集中できます。
まずは参考書を買ってパラパラ眺めてみるところから初めて見てはいかがでしょうか?
免許の更新について
免許の更新についても説明します。
免許の期限が切れる2~3ヶ月くらい前になると、⇩のような更新の知らせが届きます。
知らせが届いたら、免許を取得したときと同様に、DMVのサイトから予約をします。
更新時に必要な書類は、
- 更新の知らせ
- パスポート
- 国際免許証
- I-20
- I-94
- 住所が分かる書類2つ
です。
筆記試験時に持って行った書類 + 更新の知らせです。免許取得時と同じように、視力検査や身長を聞かれたりします。
また過去に精神異常を経験したことがあるかなどの問診があります(基本全部ノーで大丈夫です)。
ちなみに免許証の期限は、I-20 と関連しています。例えば、I-20に記載されているプログラム終了日が2020/7/31だったとします。
この日から60日はアメリカに滞在することができるので、免許証の期限は2020/9/31日に設定してくれるのが一般的です(私はそうでした)。
一方で I-20 のプログラム終了日を超えての免許の更新はできないので、大学のプログラムを延長する場合などは、先に大学側に I-20 の延長を申請し、新しい(期限が延長された)I-20 を持って DMV 行く必要があるので注意が必要です。
車の購入について
車の購入についても少し書きたいと思います。
いろいろな情報がネット上にはあると思いますが、私の経験から言えることを箇条書きにしたいと思います。
なお私はTOYOTA of Orlando で中古車を購入しました。
- 国際面免許証で購入できます
- ソーシャルセキュリティナンバーは必要ありません
- 車の保険は購入時に入れます。手続きはTOYOTA of Orlandoがしてくれました
- 支払いは小切手です。銀行振り込みは受け付けておりませんでした。クレジットカードも50万円まで受け付けるが、それ以上の差額は小切手で支払うように言われました
車を購入するときは、アポなしでディーラーに行っても良いとは思いますが、私は日本にいる段階でウェブサイトからアポイントの予約をしてから行ったので、スムーズに車選び⇒手続きに進むことができました。
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